【CL横浜直前】キャンコロ手裏剣のすゝめ
お久しぶりです。
神奈川県で活動しているバケハです。
9/17(土)・18(日)に開催されるCL横浜も直前に近づいてまいりました。
先日当落選発表があったのですが、残念なことに僕は「落選」となってしまいました。
(数週間前から煮詰めて調整をしていたのでとてもショックです泣)
今回は使用デッキの第一候補であった、「キャンセルコロン」(キャンコロ)入りのパルキアについて考察していきます
パルキアの使用率も高いことが予想されることから、少しでも参考になると幸いです。
1.現環境・Tier表について
1.1.前書き
毎回のごとくTier表からの説明です。
「この章飛ばしてよくね・・?」と思う部分もあると思いますがちょっと待ってください。
Tier表は「使用率」×「デッキパワー(勝率)」で定義したもので
現環境で流行っているデッキ群を示したものになります。
カードゲームの性質上、新弾発売や有名プレイヤーのYouTube/note等で既存デッキの配分が変わったり、環境外デッキが台頭してくることがあるため
Tier表から相手デッキの傾向とその対策を練ることはデッキ構築上、重要です。
Tier表を意識しないでデッキを持ち込むことは、言い換えるとセンター試験が近づいているのに試験範囲外の数Ⅲ・Cを勉強しているようなもんです。(伝わるかな・・)
環境も日々変化しているため、自分なりのTier表を定期作成し、地道にPDCAを回すことが勝利への鍵と考えています。
1.2Tier表予想
私が考える現段階でのTier表は以下の通りです。
Tier3以下は他にも候補あると思いますが、Tier2以上は大体合っていると思います。
白熱のアルカナでセレナ・Vガードエネルギーが登場したことの功績は大きく、主にレジギガスやヒスイゾロアークがシェアを伸ばしています。
逆にVガードエネルギーやレジの台頭によって、ロストギラティナ・ロストバレットの立ち位置を下げています。
またデッキとしての安定感も高く、雪道ツツジ等の逆転札も搭載できることからパルキアは現環境のトップシェアと言えるでしょう。
もし横浜CLのような大型大会に出る場合は、これらのデッキに対する回答札や立ち回りができるかを主に検討する必要があります。
1.3各メタカードについて(パルキア目線)
上記Tier表を確認の上でそれぞれの対策・メタカードを考えていきます。
主にTier上位のデッキはマッチングする可能性が高いため、そのデッキを中心にメタを考えましょう。
本記事ではパルキアデッキについて考察を深めていくため、
Tier表を踏まえた中で採用できるメタカードを以下に列挙します。
2.デッキレシピ
前置きが長くなりましたが、上記Tier表をもとに作成したパルキアのデッキリストは下記になります。
以前はチームアチャモ様のパルキア(ヨネキア)が結論構築として世の中に認知されていましたが、
環境も変わっていることから現環境に即してマイナーチェンジを加えています。
※本記事ではデッキリスト・採用枚数の解説は本題でないため、割愛いたします。
今回はミラーマッチや対非エクへの回答札、「キャンセルコロン」について皆様にご提案させてください。
3.ミラーマッチについて
そもそもミラー対策のメタカードとして、以前はセイボリーが注目を集めていました。
セイボリーはパルキア強者の中でも評価は高く、神奈川県で行われている自主大会「ガラルギャロップ杯」の常連でパルキアマスターであるひーろー様の構築にも採用されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
セイボリーのケア(メタのメタ)として、ベンチを絞ったり、ふつうの釣り竿やルリナ採用のパルキアも見られ、環境が変わっているなと実感したものです。
さて、ここからが本題です。
「セイボリー」も今回ご提案する「キャンセルコロン」も同じミラーマッチにおける対策札ですが、私からすると考え方が異なります。
結論から言うと以下の通りになります。
以下では詳しく解説します。
3.1セイボリーの場合
例えば、パルキアデッキにおいて
以下はよく見るような盤面かと思います。
バトル場にパルキア、ベンチにパルキア1体とメッソンジメレオン、ゲッコウガ・マナフィがいるような状態です。
こちらも同じ盤面展開の場合、この状況でセイボリーを使うとどうなるでしょう。
ひーろー様の記事でも記載されていた内容ですが、相手のベンチに残るのは月光手裏剣をケアして「マナフィ+パルキア+メッソン/ジメレオン」、
またはこちらがスターポータルを切っている場合、「パルキア+メッソン+ジメレオン(ゲッコウガ)」になると思います。
この状況でも相手に圧迫感を与えることはできるのですが、
メッソン・ジメレオンが残っていることから相手は裏工作をするチャンスがあります。
また相手のベンチを減らしてしまったことからこちらのパルキアの打点が足らず、相手パルキアが倒せずにサイドが取れないでしょう。
3.2キャンセルコロンの場合
では、キャンセルコロンの場合ではどうでしょうか。
キャンセルコロンを使うためにはマナフィをバトル場に呼ぶ必要があります。
バトル場に呼ぶにはボスの指令・クロススイッチャーを使用する必要がありますが、カイや裏工作からサーチしやすく、手札を鑑みて足りない札を揃えるだけなので比較的条件達成しやすい印象です。
そしてこの状況でキャンセルコロンを使って月光手裏剣を打つとどうなるでしょう。
90点をパルキアに乗せることもできますが、個人的なおすすめはメッソン・ジメレオンに当てることです。
理由として、相手の盤面からメッソンを枯らすことによって、サイドを2枚取りながらも、相手は次の番に裏工作をすることができなくなります。
キャンコロ手裏剣はメッソンを枯らす以外にもメリットがあります。盤面をもう一度見てみましょう。
キャンコロ手裏剣後、相手のバトル場はマナフィになります。
次の相手の番、パルキアで攻撃するためには一度マナフィをベンチに下げる必要があります。
ベンチに下げるためには「マナフィに手張りをするか」・「回収ネットを使うか」ですが、裏工作ラインが枯れた中ベンチに下げるのは容易ではありません。
そもそも両手段ともにパルキア本来の動きでないため、相手の行動の抑制になっています。
反対に自分の盤面はどうでしょうか。
月光手裏剣を打ったことからバトル場にはエネルギーが1枚付いているゲッコウガがいる状態です。
ここで重要なのが、パルキアではなく非エクのポケモンが前にいることです。
相手はマナフィをベンチに下げ、やっとこさパルキアで殴ってこれても
こちらのバトル場は非エク。サイドを1枚しか取ることができません。
仮に相手が前を倒せず、ゲッコウガがバトル場に残った場合、
手裏剣後でもエネルギーが1枚ついているため、逃げエネにしてベンチのパルキアで攻撃することができます。
また少し上振れですが、キャンコロ手裏剣後であっても相手のクロススイッチャーでベンチのパルキアが倒されてしまうというケースもあると思います。
その場合は応用編になりますが、キバナを採用していることからゲッコウガにエネルギー加速し、手張りも含めて2回目の月光手裏剣を狙うことも可能です。
またキャンコロ手裏剣はセイボリーのようにベンチを絞って対策することができず、
マナフィを置いてもキャンコロ手裏剣・置かないでも普通に月光手裏剣と対策できないの強みの1つです。
以上のことから、サイドレースや相手の行動抑制といった観点でもセイボリーよりキャンコロ手裏剣の方が優れていると考えています。
4.その他マッチングについて
ミラーマッチ以外でもキャンセルコロンは活躍します。
例えば、マナフィを採用している非エクデッキ(ロストバレットやソルルナ)やミルタンクのミラクルボディの貫通、マタドガスの化学変化ガスを消したり、ディアンシーを無視してボスの指令を打つことができます(使用率は少ないですが)
特にロストバレットのような非エクデッキはサイドレース上不利になることが多かったのですが、月光手裏剣でサイドを2枚取れれば勝ちがぐっと近づきます。
キャンコロ手裏剣は、上述の通りマナフィがバトル場に出るため『バトル場の入れ替え』と
ベンチのキュワワーを2体取って『機能停止」を相手に強いることができます。
またメインポケモンがゲッコウガであることから、サイド落ちを防ぐためにヒスイのヘビーボールを採用がマストとなります。
5終わりに
いかがだったでしょうか。
今回はパルキアデッキのキャンセルコロンに着目しましたが、
ミラーや非エクが減り、レジが増えるようであればセイボリーの採用もありだと思います。
また2章で示したデッキレシピはCL横浜で使用予定だったデッキです。
冒頭でも記載した通り、落選してしまったため本記事で供養させてください。
本記事が誰かの参考になり、結果を残すための一助となれますと幸いです。
質問等あればコメントいただければお返事させていただきます!
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