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「物語思考」読者グループまとめ11

《お知らせ》
けんすうのNFTについてのポストをまとめたよ😃良かったら読んでください。



なりたい状態になれない

質問
お忙しいところすいませんが、質問です。本当になりたい状態に、なれないよねってゆうのを、この数年色々挑戦して痛感してきているところがあります。
そんな時、けんすうさんならどう考えますか?

けんすう

まず、なりたい状態の設定が間違っている可能性がある、というのを疑います。たとえば「有名になりたい」「お金持ちになりたい」をどう設定しようかなと思ったとします。

有名になりたいを、とりあえず超有名そうな「レオナルド・ディカプリオくらいになりたい」と今から僕が思っても、まあだいぶつらいはずなんですね。というのも、あのポジションって世界でも数人しかいないので、77億人中のトップ10人とかに入る必要があるわけで。

一方でお金もちになりたい、というのを15億円以上、とした場合「日本円で15億円以上持っている人はどのくらいいるか?」でいうと、世界で7000万人いたりします。

これらを「15億円持つことと、ディカプリオになることを、同じくらい遠い夢だと考えてしまう」と、ついついディカプリオみたいになりたい、という設定をしちゃったりするんですね。ちなみに資産でいうと、トップ10に入るには$100Bくらいいります。14兆円くらいかな?

もちろん、どうしてもあそこまで・・・というのであればそれで設定するべきですが、よーく深掘りしてみると「いや、あそこまでじゃなくてもいいわ」というのがあるかもしれないですし「チヤホヤされたいけど街歩いてたらたまに声かけられるくらいでもいいわ」とかになると、また全然違ったなりたい状態になるはずです。だいたいのケース「そこまででもないのに、解像度が低くて、トップoトップを目指そうとして挫折する」というのがあるので、そこは疑います!

あとは「それは前進してれいればいいものか?」は考えます。

資産10億円がなりたい状態だとして(すいません、いつもお金の話でたとえちゃうんですが、これは単に、数字でわかりやすいからなんです)、

3億円までたまりました、というときに「10億円までいきたいけど無理だわ・・・」と落ち込んじゃうかどうか?はあります。

個人的には人は「前にすすんでいれば満足する」というのがあると思うので、「達成したかどうか?」よりも「前にすすんで、近づいているか?」が重要なので、そういうものをなりたい状態にする、という方がいいのかなーと思っています。

あとは職業とかでいっても「小説家になる」というのが無理だとしても「作家になる」だったら本を出せばいいわけで、だったら「ビジネスで成功すれば本を出せるな」とか「特定の業界での発信を繰り返していれば本を出せるよな」みたいな感じで、突破口を見つけます。

どうしても小説でないとダメなんだ、というケースだったら使えませんが、意外と「このくらいまでは許容できるな」というラインがあったりするので・・・。なので、なりたい状態の周辺まで目を向けていくというのはやります。

なりたい状態の解像度をあげると同時に、抽象度をあげようというのはこのためですね!


なりたい状態に近い人が出てこない

質問
初めまして、質問したくこちらに参加させていただきました。
最初のワークでつまづいておりまして、いまいちなりたい状態が明確化されないため、なりたい状態に近い人がうまく出てこなくて困っているのですが、これはまだ枷が外れていないからなのでしょうか?

下記にマインドマップでまとめているリンクを添付させていただきます。
https://mm.tt/app/map/2956752545?t=almY3Ts7iL

けんすう

なるほど!ありがとうございます!

たとえば、2の10年後の資産ですが、「お金の不安がない状態が、なぜ1500万円なのか?」をめちゃくちゃ説得力ある形で説明できるように鳴るといいと思います。

1500万円だと、年利で5%として、75万円入る。そうすると、たとえ仕事がなくなったとしても、月に5万円以上使えるから暮らしていける、とかですね。

あとは会社は嫌いだからフリーランスになる、みたいなのもありましたが

会社は嫌いの理由に「価値観が合わない人が多すぎるから」とありますが、「価値観が合う人ばっかりの会社にいくとかはないのか?」とかは思いました。となると

「価値観が合う人とだけ仕事をする働き方をしていたい」というほうが、なりたい状態に近いかも、と思います。というのも、フリーランスの場合、会社員よりもさらに激しく「この人と仕事したくないけどしないといけない」とか「クライアントからはすぐに切られるので、嫌な相手ともやらないといけない」となっている人もいたりするんです。

フリーランスのほうが人間関係シビアだと思います。いつ仕事がもらえるかわからないので、人間関係のメンテナンスとかにすごい工数を使う必要があったりします。会社員って、価値観が合わない人がいても、最低限の仕事のやり取りですんだりするので。

などなどを考えると、おそらく「価値観が合う人たちと仕事ができるような状態になっていたい。」となり、さらに「自分が嫌な仕事は断れるくらい、仕事の依頼が来ている状態になりたい」とかのほうが近いのかしら、、と思いました。

いつか住みたい場所も「涼しい場所」とあって、理由が「エアコンがなくて暑いから」とありましたが、じゃあ「エアコンを今すぐ買ったらどう思うか?」を想像してみるといいと思います。エアコンがあるとして、家の中が涼しいとしたら「あ、じゃあ海が見える沖縄もありだよね」とかになるかもしれませんし。

また、群馬だったら群馬でいいんですけど、群馬といってもいろいろあるじゃないですか。避暑地といっても、草津、嬬恋、伊香保などがあります。じゃあこれのどこがいいのか?とか、物件を実際に検索してみて、どのあたりがいいのか?とか、どういうふうな家賃で、どのくらい生活費がかかるのか?とかまで調べてみると、他のなりたい状態、たとえば「年収って1000万円やっぱり必要だよね」に関わる情報を手に入れることができます。

また年中住むことを考えて、草津の気温とかを検索してみるとかです。12月はマイナス2度とかになるけど、寒いのは大丈夫なのか?とかもありますし、積雪もあるので、そのあたりは気にならないのか?などなど。

あとは、平屋がいい・・・というのもありましたが、たとえば群馬の草津町とかで検索してみると平屋の売出しが0件でした。となると、「もっと自分に適した場所で、平屋が買えるところはないかな」と検索してみたりできます。

要は、正しい状態を作るというより「これはどうかな?」みたいに調べまくることで知識がつき、知識がつくとよりなりたい状態を明確化しやすい、というのがあるんですね。そういう作業をやりまくるといいんじゃないかなーと思いました!


オプチャは、本購入者限定?

質問
まとめありがとうございます♪
オープンチャットはあくまで、本購入者限定のグループかなぁと思います

けんすう

あ!僕はとくにそんなこといっていないんで、大丈夫っす!買っていない人も「どんな感じかな?」とみたい場合もあると思うので。別に減るものじゃないので大丈夫っす!


5億円の価値ある事業とは?

質問
どれくらいの規模のサービスや事業をつくれば、大体、5億円くらいの価値になるのか?をご質問させて下さい。

物語思考読ませていただきました。
一点、ご相談させてください。
「10年後にどれくらいの資産があると良いか?」を考えたときに、42歳になるときには、5億円ほしいということがわかりました。
現在は、もっと、より解像度を上げていく作業をしております。

現実的に考えると、
10年間で5億円を貯めるためには、毎月約416万6,667円を貯金する必要があります。
そうすると、生活費なども含めて、大体、月収が約500万円(年収は6,000万円)を稼がないといけない計算になります。

アップルやグーグルのエンジニアの平均年収が、約2000万円。ゴールドマン・サックスのような外資系企業でも、平均年収が、約2000万円なので、会社勤めは、なんとなく現実的ではないと思いました。
また、中小企業経営者の平均年収も、約2000万円くらいなのもわかりました。

なので、自分で会社をつくったりサービスをつくって売却などを狙ったほうが、5億円を得られることが現実的かなとは感じました。

この次のステップとして、どれくらいの規模のサービスや事業をつくれば、大体、5億円くらいの価値になるのかを知りたいです。
どのように、調べると良いでしょうか?

けんすう

あー、これ結論でいうと「5億円とかの買い物になると、ほしい理由は人それぞれぜんぜん違う」みたいな世界観に突入するんですね。なのでたとえば「700万人のユーザーがいます」というサービスでも、全然買い手が見つからなかったりするケースも見ますし、逆に「そんなに規模は大きくないけど、どうしてもほしいピースである」という場合は高く買われたりすることもあります。

なので「このくらいのものを作れば売れるよね」みたいなのでやっても、だいたいの場合上手く行かないと思います。まあ、一つあるとしたら、「年間2億円の利益がでている」だったら、5億円以上で売れる可能性は高いです。利益3年分よりも安かったら買う、みたいなのは一定の基準としてあるかもしれません。

ただし、2億円利益でているんだったら、売却したほうがいいんだっけ?は激しくありますが・・・。

また、100%株主でやるのか、外部資本を入れるのか、という所によっても変わりそうです。50%放出して資金調達したほうが当然成功率はぐっとあがるんですけど、そうすると「5億円程度でExitされたくない」みたいなのも出てくるんですよね。5億円とかで売却って投資家からすると、少なすぎて意味がないので。。

みたいなところも含めて、いろいろ調べてみるといいと思います!スタートアップ系のコミュニティに入ったりスタートアップ系のメディア(THEBRIDGEなど)を読みまくったりするのがいいのかなあ。


けんすうbotについて

質問
けんすうさんのように
回答するチャットボットを作ってもいいですか?

このチャットボットでも回答することで、
こちらのオープンチャットがより盛り上がるかなと思っています。
外部に公開はしないで、
こちらのオープンチャットのみで公開する予定です。

食べさせる内容としては、こちらのオープンチャットで
回答している内容とnoteなどのメディアで
発信しているにしようと思っています。


けんすうさんのように、物事を解像度高く言語化して説明できるようになりたいな思っていて、そのための補助ツールになるかなという仮説です。

解像度高く言語化したいのは、その方がかっこいいからです。

けんすう

やってみてもいいと思うんですけど、たぶん邪魔なだけであまり実用的ではないと思いますね。データが足りなすぎて。アル開発室とマシュマロのデータを食べさせてやったことがあるんですが、全然ダメでした。

あと「普通に本人がめちゃくちゃ回答するのにbotがある意味あるんだっけ」というところにエンジニアはいきつきます笑


不登校が学校に通えるようになりたい

質問
「不登校が学校に通えるようになる」ということに物語思考は使えますか?

けんすう

これ、なぜ普通の学校の通いたいと思っているのか、お聞きしてもいいですか!?

自分もクラスメイトと同じ授業を受けて同じ進度で勉強したいからです。学校のイベントも出席点稼ぎのためでなく楽しむために行きたいです。
学校にあんまり来ない生徒という今のポジションが、普通からそれている感じがして嫌なので、普通に学校に行きたいです。

けんすう

これ、もしかしたら

  • 学校にいきたいとおもっている
    けど

  • 学校にいく気がしない

というところが矛盾しているので、本を買う買わないの前に、そこを掘ってみるといいかもしれないっすね!

「何が大きな障壁になっているのか」

「誰のどんな手助けがあれば、学校に行けるようになるのか」

とかを考えてみるといい気もします。

物語思考って「やりたいことがなくて悩んでいる人に、なりたい状態から逆算することで、人生の方向性とかを決めやすくなるし、成功率あがるよねー」という本なので、この悩みには他の解決法がありそうな気もするんですよね。「こうしたいと思っているのに、できない」という状態なので。

昔の本で恐縮ですが「グズ病が完全に治る本」とかが近いことが書いてある気がします。

中古だと1円で、送料込みでも250円以下で買えるのでおすすめです。


キャラ設定ができず、情報発信ができない

質問
オープンチャットの開設すぐのころ、福祉用具の使い方の発信をしたいと投稿し、けんすうさんから「福祉用具の情報とか効果明らかに伸びるはずです。いまSNSの中心のユーザー層の親とかが介護が必要になるといったことが頻出するのでそのときに参考になるアカウントになっていると数万とか数十万くらいまで伸びる可能性はあるかなーと。」とアドバイスをいただきました。
その節はありがとうございました!

その後、物語思考のワークを行っていますが、まだステップ1のワークで40個ちょっとしか書き出せていません。
なりたい状態の一つとしてアドバイスをいただいた「いまSNSの中心のユーザー層の親とかが介護が必要になるといったことが頻出するときに参考となるアカウントになっている」というのはあっても、その他はやりたい事ばかり書いています。
例えば、福祉用具の事を発信するなら展示場みたいなもので実際に触れる場所があったほうがいい、とか。
本当に展示場のようなものの運営をするなら場所はどこで、どれくらいの広さで賃料はいくらで・・・みたいなところを調べる必要があると思うのですが、ステップ1の段階で煮詰めちゃうと誤ったゴール設定(メーカーの展示場を紹介するのじゃダメなの?みたいな)になっていきそうな気もしています。

そこで、ステップ1からステップ2に進んで良いと思われる状態ってどんな時でしょうか?
とりあえず、やりたい事ばかり書かれていてもできる限りなりたい状態を書きだした時なのか、書き出したものの解像度や抽象度を上げてある程度なりたい状態を絞ってからステップ2に進んだほうがいいという基準みたいなものがあるのでしょうか。
ステップは一方通行ではなくいろんなステップを行き来するものだとは思いますが、一番最初に次のステップに進む目安みたいなものがあれば教えていただきたいです。

SNSみたいなものは出来るだけ早く情報発信したほうがいいとは聞きますが、キャラ設定が出来ていないとゴールや行動が間違った方向に行きそうなので、まだ何も行動が出来ていない状況に若干焦っている感じもしています。

けんすう

>なりたい状態の一つとしてアドバイスをいただいた「いまSNSの中心のユーザー層の親とかが介護が必要になるといったことが頻出するときに参考となるアカウントになっている」というのはあっても、その他はやりたい事ばかり書いています。
>例えば、福祉用具の事を発信するなら展示場みたいなもので実際に触れる場所があったほうがいい、とか。

これやりたいことでもなく、物語思考でいうところの「名シーンを決めるのところの、戦略でも作戦でもなく、戦術の一つ」ですね!

結構あるあるなんですが、めちゃくちゃ目の前の「施策」の話をかいちゃっています。ここってわかりやすくて楽しいんですが、これってタスクなんですよね。

たとえば「エンタメ業界に就職をして、誰もみたことがないクリエイティブな作品に関わっている」みたいなのが、なりたい状態のところなんですが、「本屋にいって、自分が知らないエンタメ系の本を買って、それを読んだあとに作者に連絡する」みたいなのって、めちゃくちゃ各論のタスクなんです。

タスクリストってもう最後の最後、アクションをする直前で決めればいいんですが、タスクの話にいきすぎてしまうと、短期的な視点になっちゃうので注意かなと!

まあ、このあたり、好きなタイミングでいっていいと思います!100個出す理由って「もうないな、と思ってから出てきたのが、意外とピンとくるかもしれない」という面が強いので、50個しかでなかったらそれはそれでいいんです。出ない人もいますし、もっと出る人もいますが要は「100目指すくらいで、書いてみると、結構出てくる、そしてそれは自分が気づかなかったことである」という意味なのです。

なりたい状態の抽象度をあげたり、解像度をあげたりしてからのほうがステップ2はわかりやすいとは思います!

「いまSNSの中心のユーザー層の親とかが介護が必要になるといったことが頻出するときに参考となるアカウントになっている」

はなりたい状態としてはいいんですが、これをもう一段階抽象度をあげるとどうなるか?たとえば「介護に対して相談したいと思ったときに、第一に想起される人間になっている」とかもありますし、一段回、身近にしてみて「友達が介護で困った時に、必ず相談される人物になっている」とかにしてみるとかで、ズラしてみるとか、

「介護についての知識をもっともわかりやすく伝えてくれる人として世間から認知されており、テレビによく専門家として出演している」とかもいいかもしれません。そうすると「どんなテレビがいい?」とかで解像度をあげていくことができます。たとえば「NHKのこの番組」とか「こういうバラエイティ番組」とかですね。


「なりたくない状態」から考えてみた

質問
質問です!
27歳で、バイトをしながらフリーランスとしてクリエイター業もやっています。クリエイター業のほうは仕事が取れたり取れなかったりで、今年は全然取れてないです。

なりたい状態を考える話で、自分はまずなりたくない状態から考えたのですが、「なりたくない状態=クリエイターとして、作品を作る制作時間が全く取れない生活」です。
ですが、自分は実家に帰れないので、毎月生活費を25万ほど確保したいです。
となると、週に2、3日作品制作をして、週に1日は休み、残りの週3日を生活費を稼ぐ労働にあてたいと考えました。
で、「週3の労働だけで月に25万稼ぐ(時給だと2500円~3000円)」を目指したいのですが、その際どの職種に就けばそれが叶えられるのかがわかりません。
ざっと調べたり興味があることをまとめてみたのですが、

・事務職(営業事務、介護関連の事務、人材派遣の事務、ECサイトの事務)
・webマーケティング職
・ライター(webメディアなどの)
・紙の出版社の編集業務
・Webtoonの編集業務
・コーチ(コーチングを行う人)

このあたりのなかで、フルタイムではなく週3労働も可能で、かつ単価をあげられそうなものをやりたいのですが、
どれを選べばいいのか、自分がどれをやりたいのか、どれが向いてるのかがわかりません。
自分は正社員として働いた経験がないし、週3だけで月25万稼ぐとか無理では?とも思ってしまいます。
生活費を稼ぐための手段としての労働の、職種の選択基準ってどうしたら決められますか?
長文失礼いたしました。

けんすう

なるほど!これ僕とかは「クリエイターとして仕事をとれるようになる」ほうがいいなじゃないかなーと思ったんですがそっちにいかない理由ってなんかあるんですか?

そうですね、けんすうさんの仰るように「クリエイターとして仕事をとれるようになる」のが一番いいですし、それが一番のやりたいことではあるのですが、そっちにいかない理由は2つあります。

①自分は小説家なのですが、去年デビュー作を出させてもらったもののその次の仕事が全く決まらず、企画を出しても出しても編集部に通らない→自信をなくしてしまった、クリエイターとして年間何百万も稼ぐのは無理かもと思ってしまいました。また、私は遅筆なので、1年のあいだに頑張っても2作くらいしか小説を書けなさそうです。となると売れ行きにはよりますがよほど大ヒットしないと、それだけで食っては行けません。他のプロの専業小説家さんたちは年に6冊~10冊くらい出して稼いでいる方もいますが、自分にそれは難しそうです。

②じゃあ小説じゃないジャンルでクリエイター(シナリオ執筆)をやったらいいのでは?と思い、漫画原作や同人活動などにも手を広げてみようかと思っていますが、それも連載まで漕ぎつけたり収益化が上手くいくまでには年単位がかかりそう……ならどこかの企業で働いて、クリエイティブと全然関係ないことでお金を得る方がまだ経済的に安定するのでは?と思います。
なので、そちらに関することばかり考えているという感じです。

けんすう

なるほど!これ、まず「制限をなくして、何が一番理想か?」を言語化するところからやったほうがいいかもしれないですね!神様が、何でも叶えてあげるよー、といわれたときに、どういうか?みたいなイメージです。

というのも「これをしたいけど、これはきっと無理だからこうしないといけないんだろうな・・・。でもこれだと無理なんだろうな」をし続けた結果、遠くにきてしまって、遠いから「知識がないからまったくわからない」という状態になっている気もしました。

というのも、小説家で「デビューする」っていうだけでも相当すごいのに、1年間、企画を出しても通らないというので「無理だ」というのもまだ早すぎる気もしていて、、500個くらい出したならともかく、このあたり(あまり知識がないのであれですが)何年も、大量に出してようやく通る、みたいなことを聞くので、「1年間出して通らなかっただけでダメだ」とみなすのがいいのか?はわかっていません。

それよりかは「どうやったら通る企画を作れるか」の試行錯誤の量を増やしたほうがいいんじゃないかなーと思ったのです。

という中で、たとえば、

>・webマーケティング職
>・ライター(webメディアなどの)
>・紙の出版社の編集業務
>・Webtoonの編集業務

僕が業務についてそこそこ知っているの、このくらいなんですが、「これらでお金を得れる段階までいくのも、結構大変だろうな」と思うんですよね。Webマーケだとたとえば、自分でサイトを作って、ECなどでものをうって、Google Analytcisとかでユーザーの動きを分析、解析しつつ、SNS,Googleなどの広告の出稿の仕組みを知った上で、広告クリエイティブを作って、回してみて、結果を見ながら改善していく、、みたいなことがある程度一周できるようになって、はじめて「あ、じゃあ副業的に頼んでみようかな)となると思うんですが、ここまで来るのも結構たいへんな気がしますし、

紙の出版社で編集したい人ってたくさんいるので、新卒でも入るのが難しい類ものだったりします。そもそも数が少ないので激戦な上に、新卒が多いです。これ、僕の姉は転職から編集者になったタイプなんですが、まあ結構大変だろうなあ、と思いました。Webtoonの編集業務もそうですね・・・。

これら2つ「めっちゃスキルがあれば週3とかでもできる」かもしれませんが、ない場合、「新卒とか未経験者は週 5-6日、すごく力をいれて、本気で学んで、なんとかついていって、スキルを身に着けて数年たって、ようやく仕事ができるようになっていく」というものなので、片手間だと結構大変な仕事だろうな、という気はします。

ライターとかに関しては、今やっていることとも関連性があるので、いいかもしれないですが、これも、効率よく稼ごうとするのはもはやかなり厳しい気もします。未経験者のライターの報酬、1文字0.1円とかまで下がっているケースもあるので・・・。5000文字書いて500円とかすらあります。

まともな会社のまともな仕事の場合はもうちょっと高いかもしれませんが、正直、僕みたいに「報酬は0円でもいい、1万文字くらいだったらすぐかけますわ」みたいなタイプの、ライター業が本業じゃないけど知識がある、みたいな人たちがどんどん多くなっているので、ライター専業の仕事が圧迫されてたりするんです。なので、このあたりも、フリーでやっていくのは結構大変な世界だろうなあ、という気はします。

>このあたりのなかで、フルタイムではなく週3労働も可能で、かつ単価をあげられそうなものをやりたいのですが、
>どれを選べばいいのか、自分がどれをやりたいのか、どれが向いてるのかがわかりません。
>自分は正社員として働いた経験がないし、週3だけで月25万稼ぐとか無理では?とも思ってしまいます。

おそらく難易度をあげているのを

・クリエイターとして年間何百万も稼ぐのは無理かもと思っている(なのでここで稼がない前提
・クリエイティブの時間はとりたいから、週3日しか働かない
・かつ単価は平均よりも高くとりたい

という感じで、「難易度高い条件を3つくらい掛け算してしまっているので、行き詰まっている」という状態かなーと思いました。

つらい言い方になってしまうかもしれませんが、「本業についてはよくわかっているので、難易度がわかってしまっいて、諦めている」一方で「副業で稼ぐところについては、まったくわかっていないので、見積もりが激甘になっている」という感じです。

逆転するとわかると思うんですが、サッカー選手が

「僕、サッカー選手だと食っていけなそうなんで、週3日くらい働いて、25万円得たいんすよね。書いたことないんですけど、小説なら読んだことがあるし、やってみようと思うんです。家で文章かいて出せばいいだけだし、印税、一冊150円くらいときいたんで、月に1700冊売ればいいだけなんで、余裕すよね?」

みたいにいっている感じに近くなっているかなあ、と思いました。

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というので、まずは「クリエイターとして、いかに収益をあげていくのか?」の戦略に全精力を使うほうがなんだかんだいって近道だと思います。

で、「いや、それはもう100%無理なんです」となったら、小説をかくのはもう趣味と割り切る、ということだと思うので、その場合は「週5日で働く場所を決める」というフェーズにうつったほうが決めやすいかもしれませんね。

物語思考、「なりたい状態を制限なく考えてみて、それに対してどういうキャラでいって、どういう行動をするか・・・」みたいに逆算していくスタイルなんですが、

制限なく考えるところを、変な制限をつけたり、条件をつけたりしはじめると破綻しちゃうんです。やるべきことが変になっちゃうというか。「どうしても小説家になりたいんだ」だったらたぶんスムーズにいくところを「いや、小説家で食べていくのは無理なんです。でも週3日はクリエイティブ活動に使うんです。だから週3日で生活費25万円稼げないといけないんです。社会人経験がないし、働くスキルもないんですが、どうしたらいいですか」みたいにしていくと、条件が積み重なって「誰もやっていないレベルの難易度」にたどり着いてしまったりするので。要は企業に「未経験の人に対して、フルタイムでも働いてくれない人に対して、なぜかアルバイトとかの2倍以上の金額を払って雇用する」みたいなことをさせる必要がでてきちゃってて、すんごい難しいよね、、となってしまっているのかなあ、と思いました!

一つおすすめは「小説家になりたい、というところの抽象度をあげて、自分がなりたい姿は他の言葉で言えないか?」を考えてみるところです。

よく考えた結果

「文章によって人を感動させたい」だったらライターかもしれないですし
「エンタメで人を楽しませたい」だったら、映画産業とか、そういうのも対象になるかもしれないですし
「人と一緒に働かず、自分の世界で没頭したい」だったら、他の仕事もあるかもしれません。

「ずっと小説をかいてきたから、小説家になる、というものに縛られてしまっているけど、自分では自信をなくしているし無理だとも思っている。でも今まで時間をたくさん投入したから、今更捨てられない」という状態になる人は結構いるので、このあたりを疑ってみると広がりがあるかもしれません。

こういうのを「サンクコスト」というんですが、セオリーとしては「今まで10年やってきたからもったいない!と思っても、時間は戻らないので、サンクコストは無視する」というのがおすすめです。


婚活・恋愛も物語思考が活用できる?

質問
質問失礼します!🙇‍♀️

婚活とか恋愛みたいに、自分ひとりではなく、相手がいるテーマでは、物語思考は活用しづらいでしょうか?

例えばすごくわかりやすい例で、有名女優と付き合いたい!としたら、キャラ設定として仕事や性格を考えたり、女優と出会う環境を選んだり。。と考えていこうかなと考えています。

それとも、〇〇と結婚する、というのはbeよりdoな気もするので、別の考え方で、アプローチしたほうがいいでしょうか、、?

けんすう

これも本には書かなかったんですが、個人的に、目標って幅がある方がいいと思っていて、、

たとえば「プロサッカー選手になって、日本代表になり、メインのFWになる」だと、なれる人は数人じゃないですか。それでもいいんですけど、かなり難易度が高いので、ほぼすべての人が挫折します。

しかし「人前で何かを表現し、感動を与えるようなことをすることで、多くの人に勇気を与えるような人物になりたい」だったら、サッカーでもいいですし、他のスポーツでもいいし、演劇でも歌でもいい。たとえば、ビジネスの講演をするとかでもいい、となるので、ものすごく範囲が広がります。

「やりたいことを見つける」だとこれが狭まるイメージあるんですよね。サッカーが好きだからサッカーやろう、じゃあサッカーで食べていくにはプロにならないといけない・・・みたいな感じで、選択肢が狭まってしまう。

なんで、「なりたい状態から逆算するといいよね」という感じの設計の本です。

そして質問に戻りまして・・・。迷ったら「選択肢が広がるのか?」で考えるといいかなと思っています。

「女優と付き合いたい」はまあ個人的にはあまり好きではない表現なので、わかりやすいのでこれでやっちゃうと、、、

もうちょっと抽象度あげたほうが選択肢が広がると思います。たとえば、これを「すごい有名かつ美人な人と付き合うことで、みんなから羨ましがられたい」とかにするイメージですね。(逆に、超有名だけど、60歳以上の女優さんでもいいのか?というと、そうでもないので、どのみち言語化しておいたほうがいいかなと)

そうすると、

  • めちゃくちゃ美人かつ有名な、音楽アーティストでもOKになる

  • 有名なモデルでもOK

  • アイドルでもOK

とかもありえるわけです。そうすると「女優と出会う環境ってテレビ制作の場面だよね」となりますが、アイドルだったら「こういうところに出現するよな」とか「こういう仕事でも絡めるよな」とかで、選択肢が広がります。

逆に「浜辺美波さんと付き合いたい」だと選択肢はかなり狭まります。ピンポイントになるので、あまりワークしない気がします。というのも「すでにお付き合いしている人がいる」とかの場合、別れさせないといけない、ということになるので、実現難易度が桁外れにあがるので。

--

というので、抽象度をあげつつ、「より自分が求めているのは何科」を考えつつ、それが選択肢が広がる方向に行く、、、のを考えるといいかなーとおもっています!


なりたい状態を書いたが、行き詰まった

質問
なりたい状態を書いてみました!

3年後
■海外に駐在して、社内の美容師と現地の間でコーディネーターとして働いてる状態

■ビジネスシーンで、社内の美容師と現地の人の間で、通訳できる状態

ここで行き詰まってしまいました、、

けんすう

単語を分解して、それぞれ超詳しく説明してください!たとえば「海外」ってアメリカなのかイギリスなのかパキスタンなのか、南アフリカなのか、チリなのか、エジプトなのか、スウェーデンなのか、ナイジェリアなのかによって全然違うかなーと思っていて・・・

「日本以外ならマジでどこでも同等のレベルでいきたい」なのか「アメリカとナイジェリアだったら、ナイジェリアのほうが今後伸びそうだからいいな」なのか「イギリスとパキスタンだったら、イギリスのほうがあいそうだな」とかそういうのがあるなら、言語化しておくといいと思います!

海外で働きたい!

というのを具体的にしようとして

「海外ならなんでもいいん?アメリカでもナイジェリアでも同じ?」といわれたときに「もはやアメリカにそんなに余地がない気がするから、ナイジェリアのほうがいいかもな」とおもったとしたら

じゃあ「海外で働きたい」というのは何から来ているんだろ?と思うと

「成長の余地が大きいところや、若い熱気がすごいところで、未来に希望を持ちながら働きたいってことなんだな」と気づけるのがいい、という感じですね。なりたい状態がはっきりするというか。

「わかりやすい単語」っていうのは引力みたいなのがあって、

「海外で働く」の海外とか
「女優と付き合う」の女優とか

そのあたりの単語が引力強すぎて、何も考えずに思考できる単語なので、それを使いがちなんですが、実際はアバウトなイメージの一例としてつかっているだけだったりする、というのを解除するのが大事かなーと!


抽象度を上げることで、解像度を上げるとは?

質問
質問です。

抽象と具体の関係性は分かったのですが、抽象度を上げる事で解像度を上げるというのはどういう意味でしょうか?

解像度が上がる=具体性が増すというイメージなのですが、抽象度が上がることで、他の具体にも目が行く様になり、結果的に抽象度が上がった事で幅広い部分にリーチ出来るようになる=解像度が上がっているみたいなことなのでしょうか?

けんすう

さっきの例だと「海外にいきたい」は具体的にすると「アメリカとかイギリスの先進国よりも、これからのびていく国がいい。でもBRISCとかではない。具体的にはナイジェリアとかインドネシアとかだった。」みたいなのが、具体的にして解像度が上がったパターンなんですが、

これを見たときに「あ、海外にいきたい、というのではないんだな。じゃあ自分のなりたい状態ってなんだろ?」とおもったときに、抽象度をあげると

「自分はきちんとした国できちんと成果をあげるより、カオスで生活水準が低くても熱気があって、毎年成長していて、将来に希望がもてるような場所で働きたいんだな」

となると、抽象度はあがっていますが、解像度も上がっていると思うんですね。「海外で働く」という具体的ぽく見えるけど、具体性も少ないし、「なんで海外なんだっけ」というのもわかっていなかった、という状態から、自分のなりたい状態について、よりはっきりとわかった、みたいなのが抽象度をあげることで、解像度があがる、、というイメージです。

そうすると「となると、国も関係あるが、大企業よりも、スタートアップのほうがよさそうだな。ナイジェリアでの大企業にいっても仕方がなさそうだ」とか「もしかしたら、日本でも、カオスで成長度が高いベンチャー企業でもありかもしれない」という、具体のパターンも増えるので

なりたい状態についてよりはっきり知ることができるし、選択肢も増える

というイメージです!

ありがとうございます!

挙げていただいた例で言えば、抽象→具体からつまりどういう事かを抽象化した事でなりたい状態が明確になったし、更にそこから取るアクションも具体的に見えてくるよね、みたいな状態が解像度が上がっている状態という解釈で合っていますか?

けんすう

あー、なんかもしかしたら「具体なほうが解像度が高いよね」というふうに思っていたりしませんか!?

それはあるかもしれません。

よく会話で使う「抽象的」という言葉に引っ張られていて、抽象=ふわっとしたものみたいな感覚で…
恥ずかしながら、抽象度が上がっているのに解像度が上がるって不思議だな、と思ってしまってます。

けんすう

めっちゃわかりやすくいうと

食べるのが好きなのか
中華が好きなのか
チャーハンが好きなのか
レタスチャーハンが好きなのか

でいったときに「どれが一番自分の感覚に近いのか」というのも解像度の一種です。上記で紹介されているリンクにもありますが「事実認識が粗い」と、解像度が低いということです。

「なんとなくチャーハンが好き!って思ってたけど、よく考えたら、中華全般的に好きだわ」というのに気づけたら、それは自分の好みにたいしての解像度があがったといえます。ただ、抽象度はあがっていますよね。

一般的には「より詳細なほうが解像度高いよね」というのでそんなに間違っていないと思います。

別のたとえでいうと・・・たとえば自分が住んでいるところが東京で、住んでいるところの解像度をあげたいのに、地図で間違ったところを指しいていて、北海道だったりすると、北海道の中には札幌とか小樽があって・・・というのを詳細にしってたとしても意味ないじゃないですか。

自分がなりたい状態とか、好きなものを考えるときに、意外とこういうミスを犯している人が多い、というのが今日なんどか投稿したところの主題です。つまり「海外で働く」とか「起業する」みたいな、わかりやすく、引力が強いマジックワードみたいな単語を使うことで、なんとなく説明した気になっているけど、実は全然的外れかもしれない、ということですね。

耳馴染みがいい言葉とか、よく耳にする言葉をそういう感じで使ったりしがちです。でも、それが「本当になりたい自分のイメージを、的確にあらわしていない」という状態だったら、それは解像度が低いよねーというふうな感じじゃないかなーと思っているということです。

「事実認識が正しいし、詳細である」というのを解像度が高い、と僕が使っているので

事実認識が正しい・・・抽象度をあげたり具体度をあげたりして、一番ちょうどいいところを探す必要がある
詳細である・・・具体を細かくしていく

という感じなのかな・・・?


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