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「物語思考」読者グループまとめ09


行動停滞の解消方法は?

質問
2周目を読んでますが、質問です!
「無駄をなくそうと思うのが無駄」というパートでまさに自分がこれに陥っています。
やりたいサービスや仕事を思いつき取り組むのですが割とすぐに違うサービスの方がいいのでは無いか?と考え一つのことが長続きしません。結果、何も進んで無いという状況です。(=リスクを恐れて行動できていない。)
本の中ではこの状態は「極端でリスクの高い行動を取っている。」との記載がありましたが、この状態を脱するためにはどのような方法がありますでしょうか?純粋になりたい状態の解像度が低いのでしょうか?

けんすう

ご質問ありがとうございます!

これ、よくある症状だと思うんですけれども、判断と決断の区別をつけていなくて、どれも解像度が低いままで並べて迷っちゃってるっていう状態かと思います。

よく会社とかでやルノが、、週間で本気で調査してみて、そのデータを見て判断する。決断するっていうのをやるというのがおすすめです。

それを12個の授業を並べて判断したとしても3ヶ月で終わります。

端的に言うとアイデアの思いつきの状態だけで判断しようとしてるから問題なのであって、それを1週間徹底的に調べるとだいたい情報が分かって判断できるようになるんです。

逆に言うと1週間たっても判断できないものはやらないという考え方もありますね。


社長面談で個人事業の進捗を報告してもいいか?

質問
とある会社で働きつつ、個人事業もしている20代です。
月一回の社長面談で「業務以外の事も起業の相談もしてくれて良いし、こういう人を紹介して欲しいと言ってくれたら紹介するよ」と言ってもらいました。
その社長は、僕が起業することは知っています。
人の紹介はここぞという時以外はできないと思っていますし、自身の会社(個人事業とは別の事業内容)は作ったばかりでまだ紹介してもらう状況ではありません。
なので、月一回の社長面談のうちの3分ほどお借りして、事業の進捗状況を報告するようにしようと思いますが良いと思いますか?
起業の相談してくれて良いよと言ってくれていますが、本当に相談して良いものなのかな、と思ったりします。
あとは、個人的なメリットでしか無いですが月一回報告することで少しずつ会社を前に進められると思い、良い習慣になると考えています。

けんすう

僕も似たような提案をすること多いんですが、会社の経営とかやってると人の会社の経営の相談に乗るとか、話を聞くのは勉強になるので、普通にメリットがあったりするんじゃないかなと思いました!


51歳で新しい目標設定を考える際の過去との向き合い方

質問
けんすうさん、
物語思考、楽しみに待っていました。期待どおりのわかりやすさと納得度の高い内容でした。
素晴らしい本をありがとうございます。
さて、期待に胸を膨らませ早速10年後のリストを作りはじめました。
ちょうど最近、これまで有期で専門職として働いていたのが期間満了となり、これから仕事を仕切り直す時期なので、新しく目標設定するのに良い時期です。
60個まで書けましたが、そこでふと思ってしまったので、質問させてください。
例えば年収と労働時間、仕事の状態、人間関係の状態など、こうならいいなというものを書いてはみたものの、これまで長年思い描いても実現できなかったことを実現するのは難しいのでは‥と思ってしまいます。
自分の能力や年齢(51歳)も考えると、なおさらそう思ってしまいます。
このままでは、物語思考でダメな例として書かれていた「枠をはめる」ことをしてしまいそうです。
これは、なりたい状態の設定の仕方が悪いのでしょうか?  
これまでできなかったこと、克服したいこと、つまり過去に囚われて目標設定するからこう感じてしまうのでしょうか?
過去と関係のない10年後の姿を想像するのが難しいです。
何かアドバイスいただけると大変嬉しいです!

けんすう

はい、まさに過去からの延長線上に今の自分があるという考えでやってしまってるから問題なんじゃないかなと思います!

過去50年間で成し遂げられなかったからと言って、これからの50年間でも無理というのは論理的にはあんまり関係ないはずなんですよね。

例えば、ずっとやってきたけどできなかったみたいなものって、ゴール設定が違っているか、やり方が間違っている。良くないかなど、いろんな原因があったりします。

例えばサッカー選手になるとかはそもそもなれる人の数が絶対的に少ないので、そもそもの目標が違ってるっていうのはありそうです。でも何らかの分野で成功して有名になるっていうものであれば、その分野の設計とやり方によっては達成できるかもしれないという感じですね。

物語思考で書いたかどうか、ちょっともう覚えていないんですけれど、なりたい状態の抽象度を上げることで解決するものは結構あったりします。

先ほどのサッカー選手の例じゃないですけれど、なりたい状態をサッカー選手になるみたいなものだと難易度はかなり高いんですよね。

でも、例えば「有名になる」であれば相当なパターンを試せます。


キャラクター設定後に行動が元の自分に戻る問題

質問
物語思考を読んで実践中ですが、なりたい人のキャラクターを設定しても、自分の行動が元の自分に戻ってしまいます。
これを改善するために、キャラクターの設定をより詳細にする方にするべきだと思いますか?
現在ですとなりたい人の思考パターンを具体的にイメージすることが難しいため、日々の行動に活かすのが難しいです。
キャラクターの設定を具体的にするべきか、それともイメージしやすいキャラクターに設定すべきか、アドバイスをいただければ幸いです。

けんすう

どちらでもよいです!すぐに変わるのは無理なので、少しづつで大丈夫かなとと思います!ずっと意識し続けて、ある時に「あ、今のあのキャラぽくできたな」とかがたまに起こる、、みたいなイメージです。数ヶ月かかることもあると思います。

もうちょっとやる気出したければ、「真似しやすい行動」をいくつか作るというのもありです。SNSでの口調を徹底的に真似るとか、話し方を真似るとかですね。

その意味では、やはり芸能人とか有名人はやりやすいです。データがあるので。その人になりたい、だと広すぎますが「あの人の、あの瞬間に、ああいう事ができる人になりたい」くらいだと、割と探しやすいかなと!


他人のアイデアを「やりたいこと」と思い込む方法

質問
動画共有ありがとうございます!
自分のアイデアじゃなくても、やりたいことだと思い込むって、できるようになりたいと思いました!
何かヒントなどありませんか?🙇‍♀️
また、これも物語思考と何か関係ありますか?

けんすう

あー、なるほど!これもちょっと関係ありそうですね!

というのも、みんな「自分で考えた、自分のアイデア」みたいなのにすごい価値があると思っていて、「それを実践する人」に価値がないと思いがちなんです。プロデューサーや、それを考えついた人こそがえらい、みたいな発想がありますよね。

これはめちゃわかるんですが、実は「人が考えたことをプレイヤーとして実行できるほうが強い」というのもあるし「優秀な人は良いアイデアをたくさん思いつくけど、やる時間がない」というのもあったりします。なので、「自分は考えつかないけど、プレイヤーとしては優秀で、実行ができます」という人ってものすごく重宝されるんです。

イメージすると「映画の世界で有名になりたい」みたいなのだと「庵野秀明監督みたいになろう」とキャラ設定しちゃいがちですが、、芸術とかスポーツの世界のトップクラスって、飛び抜けた奇人が多いので、再現性がない問題があって、つまりがちなんです。

ロールモデルとして、第一級の天才を設定するのは、全然ありなんですけど、「あ、真似できなすぎるや」となるケースもあります。もちろん、全部をコピーするわけじゃないんで、いいんですけど、無理すぎて挫折してしまったりするのはもったいない。

でも再現性があるプレイヤー、たとえば「庵野秀明監督とうまくやれてその映画に関われる」みたいなのだと、一気に幅が広がるんですよね。

というので、「映画に関わりたい」と思った時に、知識がなかったり、解像度が低いと「庵野秀明しか思い浮かばない」となりがちですが、「映画に関わっている人たくさんいるよな」「庵野さん以外の人って何をやっているんだろう?」とかで調べてみるとキャラ設定のときにいいんじゃないかなーと思いました。


「100個のなりたい状態」リスト作成での終盤の考え方

質問
こんにちは!
100個のリスト、95個まで書けました。
ここまで来て、今まであまり考えてなかった「なりたい状態」が出てきて、おぉ本に書いてある通りだ、と感じております。
そこで、100個に向けた終盤で絞り出せた際の考え方みたいなのを共有させて頂きます🙇‍
それは、
・昨日1日の中で、どの活動がやりたくないことで、それがどういった活動だったら最高だった?と考えてみた
といった感じです。
これは、本にもあった「こうはなりたくない」から考える、と似たような話だとも思います。
それを一日の単位で考えてみたといった感じです。
「10年後のなりたい状態」なので長期間のスパンで考えるわけですが、それを「どんな一日を過ごせたら良い?」と日単位で考えてみたら、新らたな「なりたい状態」に気づけた、という発見でした。
すいません、偉そうに意見するつもりとかはなくて、「仲間内で共有してみます」といった軽いノリで投稿しているので、軽いノリで流し見して頂けたらと思います🙇‍
とはいえ人数はとても多いので、もし参考になる方がいたらいいなぁと思い投稿してみました🙇‍

けんすう

あー、これいいですね!1日の中で何が最高だったか?とかを見るとかは実践しやすそうです!


ReHacQの面白かった点

質問
けんすうさんはひろゆきさんのことを大学生の頃からの付き合いとは知らなかったです。面白かった点を3つご報告です✏️
①やりたいことが見つからないと悩んでいること自体が間違い。
 20年前の大学生でそんなふわふわした考えの人はいなかった
②自分が大切な人ばっかり。キャラ化して失敗も良いもんだと経験させてあげよう。芸人に薬常習者とうつ病が少ないのは自分達をキャラ化して俯瞰できているから。
③「聞き手」大切。失敗話できる友達いる?

けんすう

ありがとうございます!この3つ目が物語思考をかいた時にはない視点だったので、おもしろかったです。たしかにそうだなーと。


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