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大人の声を聞くために今日も私は音声配信を聞く
甲子園球場のサイレン
息子はこの世に生を受けて2年目なので、自分の世界が全てである。大人の世界にはいちいち締め切りがあって、最低限間に合わせなければならないものは、子供も付き合ってもらわないといけない。
たとえ、おかあさんといっしょを最後まで観たくとも、現実のお母さんは出勤時間がある。最後まで観ることなく、保育園に行かなくてはならない。
断末魔の声を出しながら、ビチビチと跳ねるマグロの如きに抵抗する息子を、いちいち大人の都合で振り回すのは心苦しい。だけど、お母さん(私)も人間なので、「もっとこの声マイルドにならないかな……甲子園球場のサイレンの音がするんだけど……」と思ってしまう。
ひとしきり金切り声を聞いた後は大人の声が聞きたい。コロナウイルスの流行で、人との雑談が減った今、私の耳を癒すのは音声配信である。スマートフォンと完全ワイヤレスイヤホンのおかげで、家事をしながら聞くことができる。
そこで個人的に気に入っている音声配信チャンネルをレビューしたい。
日曜ラジオ「チャポンと行こう!」
「北欧暮らしの道具店」は、北欧雑貨から始まり、最近はオリジナルブラントも展開している暮らし全般を取り扱っているECサイト。ECサイトのコラムはもちろん、各種SNSからYouTubeまで充実したコンテンツが展開しており、ポッドキャストまであるのだ。
YouTubeのクオリティが高いので、ついつい見てしまう。だが、「モーニングルーティン?ナイトルーティン?憧れるけど私には無理無理無理無理」
と、現実をライムする私。
しかし、ポッドキャストでは、理想と現実の間にある実生活についてのトークが聞ける。店長佐藤さんの「暮らしを仕事にしているのにこんな感じで良いのかなと思っていたけど、今は割り切って”生きる!”って思っている。」と言っていた。
「だよな……自分が心地いい範囲でいい感じの暮らしを拡張したり収縮させたりしたら良いんだよな……」と思った次第である。
リスナーのお便りを元に、生活のことから仕事のことまで、時ににぬるく時に熱い女湯トークに気づけばチャポンとしたくなること請け合い。
◾️北欧暮らしの道具店公式サイト及びアプリ、Podcastアプリ、Spotify 等にて配信
ごりゅごCAST
デジタルガシェット、家族ハック、旅行記などのテーマをごりゅごさん、はるぅなさん夫婦で話しながら展開していく番組。
テーマを軸にトークしつつも、夫婦ならではの気負いのないゆるさと遠慮のないツッコミで思わぬ着想が生まれて面白い。
子育て中の家族ならではのデジタルを使った家族ハックが結構ためになる。
Appleの純正メモを使った共有メモ術(子供のお便り管理や共有したい情報など)は、こんなことできたんだ!という機能が生活と紐づいて発信しているので、実践的で良い。
こちらもYouTube、note、ブログと展開しているので、音声だけでは伝わらない情報を別途確認できるので個人コンテンツなのに層の厚さを感じる。
◾️Podcastアプリ、Spotify にて配信
ジェーン・スー「生活は踊る」
コラムニストのジェーン・スーさんと日替わりで担当するアナウンサーを軸に生活情報、リスナーのお悩み相談、ゲストを招いての情報を提供する番組。
上品な喋りに明朗快活な笑い方、知的な毒と愛を持ったトークをするスーさんは、親戚にいたら最高なのにな、と思う。
リスナーからのお悩みに答える「相談は踊る」は、人生酸いも甘いもつまみ食いのスーさんがユーモアを交えて時にに真剣に答えてくれて好きなコーナーだ。
どの悩みも共感から入っていって、時に寄り添ったり、肩をパーンと叩かれて励まされるような答えが返ってくる。ある地点で止まってしまった、考え方のアップデートのお手伝いが非常に上手である。
個人的に食べ物の試食のコメントの「おいし~!」が好き。
◾️TBSラジオ、ラジオクラウドアプリ、radikoにて配信
安住紳一郎の日曜天国
TBSアナウンサーの安住アナが、TVで時より見せるブラックユーモアの部分を放送時間中、遺憾なく発揮する番組。
冒頭から頭の回転が速いキレッキレのトークが繰り広げられ、ゲストやリスナーへのリスペクトは忘れないが、これもまたキレッキレのツッコミが間髪なく入ってくるジェットコースターのような放送。
落ち込んだ時ややる気のない家事に取り掛かる時に聞くと楽しくなる。
個人的に「こんな事を言うために田舎から出たんじゃないよ」というセルフツッコミが好き。
◾️TBSラジオ、ラジオクラウドアプリ、radikoにて配信
nagikoの質問に淡々と答えるチャンネル
アラサ―なら元読モとしても認識しているであろう、色々やっているフリーランスの市川渚さんが、ラジオ名の通りリスナーの質問に淡々と答える番組。
美しいビジュアルと相まって、1つの事を深堀りして追求していく姿に、私もこんなオタクになりたかったと思う日々。
ファッションもデジタルもnagiko whiteに染め上げてくる世界観をのぞくのが楽しい。
◾️stand.fmアプリにて配信
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