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杉浦文具店

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嗜好品としての文具と、ワーキングマザーが道具として使う文具
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2024年3月の記事一覧

「青って200色あんねん」セリアで始めるインク沼入門

最近、書店で取り扱っているムック本や、セリアで取り扱いを始めたガラスペン用インクなど、万年筆やつけペン用インクを使い始めやすくなったと感じる。 しかし、「インクが気になるけど、絵の具と何が違うの」思う方もいるだろう。そこで、液体状のインクならではの魅力をお伝えしたい。 「インクの中に複数色あんねん」インクにハマる理由インクにハマる理由は人それぞれだが、個人的に感じる魅力は「1個でたくさんの色を感じられる」ということである。 万年筆やつけペン用インクに限らず、サインペンや

セリアのシーリングスタンプで、1100円スターターキットを作る

2023年に話題になった「セリアのシーリングスタンプ」。手頃な価格でシーリングスタンプの道具がそろえられると好評だった。ただ、一部の道具の取り扱いがなかったのだ。 2024年3月上旬、「セリアが新しくシーリングスタンプの道具を取り扱い始めた」と、SNS上で再び話題に。特に「シーリングワックス炉」の登場は、シーリングスタンプを始めてみたい方には朗報ではないだろうか。 地方在住の私としては、近所のセリアでシーリングワックスの道具を一式買えるなんてありがたいこと。早速、布教用に

令和に買ったシールで、平成風シール帳を作る

子どもがシール帳を使っている姿をきっかけに、「用途を決めない手帳」を導入している。そのとき、シールを自由に貼ったり剥がしたりできる剥離紙を買ったので、シール帳を作りたいなと思っていた。 私は、平成に小学生時代を過ごしている。最近の「平成レトロ」ブームでリバイバルされたアイテムたちは、自分にとって懐かしいものばかり。ふと、令和に売っているシールで、平成シール帳を再現できるのでは?と考える。 平成のシール帳文化とは、買ってきたシールをシール帳と呼ばれる剥離紙に貼り直すこと。そ