中田裕二の「ゼロ」に焦点を合わせてみる
中田裕二の「ゼロ」という楽曲を聴いて、インスパイア先の松本清張の「ゼロの焦点」を読んでみたくなった。
時代背景も文体も古いので松本清張作品を敬遠していたのだけど、一度読み始めたら気にならなくなるくらい読みやすかった。
ミステリーなので殺人事件は起こるものの、この物語の哀愁がそうさせるのか、終始淡々とした印象で物語は進んでいく。
なのに続きが気になって仕方がないのだ。
読み終わった今となっては、「ゼロ」が中田裕二のフィルターを通した歌詞と、終始淡々としたメロディーラインと時