今になって良さがわかった、忘れられないという記事を読んで

好意を寄せてくれた男性の良さが今になってわかった、忘れられないという記事を読んで、思い出した。
嫌いじゃなかったけど若い自分はその人の良さをわかっていなかった。その人との相性の良さを理解できていなかった。
運命の人なんていない、巡り会えてはいないとずっと思ってきたが、案外その人だったのかもしれない。還暦を前にふと思う。もう35年以上も前の話。
笑えてくる。今もその人が私のことを覚えてるとは到底思えない。覚えていたら決していい思い出じゃあないよね。傷つけたはず、そんな気はなかったけど・・・若気の至りは刃になるものね。はっきりと伝えることが相手のためなんて思って。
失礼だっただろうなぁ・・・それなのに思い出して、もしかして運命の人は彼だったかも・・・なんて、都合のいいノスタルジー。
時は浄化作用がある?!
手に入れられなかったものほど思いは募るし、記憶は美しく蘇る、少なからず脚色されて。
そして私は妄想を楽しむ。

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