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ダウンコートのファスナーを自分でお直し覚書

教会へ寄贈

いよいよ年の瀬、年末の大掃除も兼ねて、使わなくなった服や子供のおもちゃを近くの教会へ寄贈。その時のついでのお楽しみ。もう決して買わないと決めている。のぞくだけ。バサーをちょっとのぞいてみる。

以前、ヴィンテージのオールド HANAE MORI NEW YORKのワンピをみつけたこともあり、まずは婦人服コーナー。
冬服のアウターコーナーが賑わっていた。リサイクルショップのスタッフの方なのか、あれこれブランド名や素材をダグで確かめ合って、着丈を確認したりわいわいがやがや。

そんな中、一番はじめに気になり手に取ったウールのジャケット。
襟にステッチがあり、オールドスタイルだけど、「クレージュ」じゃん!
一目惚れとなり、そこから最初の誓いも忘れ、他のものもみてまわる。
「どうか、いいものがありませんように」

見つけたダウンコート

しかし見つけてしまった。
どういみてもいいダウン。生地もほんわり柔らかであったか高級ダウン。手触りでわかる!
しかも太いウエストベルトがついていて、ウエストマークできる、ずっと欲しかったスタイル。
サイズもジャスト。割引の札までついている。

こ、こ、これは欲しい。

鏡前で自分に合わせて確かめ、タグも確かめ、2着購入決定。

うちに帰って、早速、鏡の前で試着。

しまった失敗

や、や、やってしまった!
ファスナーが劣化していて、すんなり上がらない!
落ち着いて、そっと上げてみるとなんとなく中盤まで上がった。
しかし、さっき閉めたところが開いてくる。Xの状態(泣き)
元の位置に戻らなくなると最悪なので慎重にゆっくりと下まで下げる。

それで、どの業者さんもお客さんも買わなかったんだ。
みんなよく商品を見てる!
そして、ファスナーがイマイチなので割引の札付きだったのか。

後悔しても、バザーは返品できないので
ボタンを上から下まで閉じて、ベルトを締めてみる。
うんうん。素敵。これでOKとするか。

ファスナーの取り替え

でも、気になって、「ダウンジャケットのファスナーの取り替え」をネット検索。「6300円~」 もうバザーで見つけた意味なし。
元の持ち主は、だからこの素敵なあったかダウンを手放したのね。

ミシンや裁縫が嫌いではないので、「自分でファスナーの取り替え」を検索。ダウンジャケットの縫い目を解いて、新しいファスナーを付け替える内容。なかなかのヘヴィな作業。元のダウンに戻せる自信はない。
だから、プロのお直し工房で「6300円~」 なのか。納得。

自分で修理できちゃう

いろいろ、インターネットを調べた中で、目に付いたのが
「意外とファスナーは、自分で修理できちゃう」
ファスナーの故障の原因①②③とか、ファスナーのパーツの名前もよくわからないし、最初は、自分では無理だと思ったけど、いくつか似た内容のサイトを読んでいくうち、丁寧に書いているものもあり、次第に、
私のダウンのファスナーは金属系なので、「エレメント」と呼ばれる歯の部分が壊れることはまずなくて、(飛んだりしていたらもう交換しかないけれど)考えられる残り原因は、「スライダー」と呼ばれる、手で持ち上げて歯を噛み合わせていくパーツの不具合だ絞り込めた。
そして、ファスナーの使用経過により、その「スライダー」の入り口部分が開いてしまうので、それをラジオペンチで元のように閉じるだけで、歯がきちんと噛み合うようになるとのこと。

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大成功!

半信半疑、先ほどのダウンのファスナーを見てみると、なるほど、「スライダー」の下の入り口が上の出口より開き気味であるのがわかった。このまま一生ボタンで過ごすかどうかの賭けでラジオペンチを出して、ゆっくりと締めると開き気味の「スライダー」が閉じた。右と左とていねいにやって、いよいよ、そっとファスナーを持ち上げてみると、なんと、どうしたことでしょう! きちんと「エレメント」歯が噛み合いました!

みなさんのお役にもなりましたら。


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