【「無駄を生み出す」は好きだけど「無駄に消費される」は嫌い】
ご無沙汰しております♨
九州から関西まで辿り着くのに1年かかったのに関西からここ静岡までまだひと月もかかっていない、急にラストスパートで本気を出してきた“移動式銭湯”こと天真です!!
#ゴールした次の日に東京でサンタクロースをやる為だけに全力で帰ってる
#運転は本っ当に大嫌いです!
さて、そんなこんなで残す日本旅もあと8日となりました
普段はこのアカウントは自分の絵日記&お風呂美術館くらいの感覚で投稿しているのですが、たまには文章で表現しようかなと思います
#長いから読まなくても別に結構だよ
…
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「無駄を生み出す」は好きだけど「無駄に消費される」は嫌い
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自分には昔から嫌いな言葉があります
それは
「〇〇どうせヒマでしょ?アレやっといてよ!」
────です。
たしかに仕事も持たない今の自分は誰よりも時間セレブであることは間違いないのですが
#27歳無職ホームレスお風呂アフロ
でも、なんというかこの“余白”は自分にとって必要不可欠なものなのです
#働きたくないだけの言い訳だろこのアフロ!
自分の移動式銭湯の活動においてもまた然り
正直『お風呂を沸かせる機会があったのに敢えてやらない』という選択をかなりの数で今回の旅ではしています
4年も移動式銭湯を続けてきたからか自分はこの部分の嗅覚がだいぶ長けてきてて、例えば誰か初めましての人から
「〇〇と申します!良かったら移動式銭湯をやって貰えませんか?」
等々のご連絡を頂いた際、
『その人が自分のことをコマーシャル的にただ単に消費したいだけなのか否か』
をかなり高い精度で判断できる様になりました。
#もちろん本当にスケジュールやルート的に伺えなかった場合も往々にしてります!
#運転が苦手なので許してください…!
この部分は個人的にかなり面白い部分でもあったので、またいつか別記事にでも綴ろうかと思います
暇を埋める────つまりスケジュールを黒くして仕事をこなしていく大切さは無論重々承知です
#精神衛生上も良い
それでも尚『白紙のスケジュール』の存在は自分にとってとても重要で、
むしろこれまで自分が手掛けてきたもの全てがこの“暇”や“余白”みたいなものから産まれたといっても過言ではありません
「ステンシルのアート」も「ペットボトルの湯船」も「移動式銭湯」も
全ては経済合理性の向こう側に位置するものです
#神の見えざる手でも届かないらしい
もっと平たく言うなら、それらはAIならまず絶対に叩き出さない答えの数々────つまりは“ムダ”
この際それらが“皆さんにとって無駄か否か”という議論はどうでもいい
少なくとも自分にとってはその無駄全てが必要不可決なワクワクでした
さて、、、
自分は移動式銭湯での旅においてこの『ムダを潰さない』という点だけは今日まで強く意識してきました
どんなに資金が枯渇し貧しい生活を強いられようが、この余白を黒く埋める為だけの労働は絶対に入れませんでした
#本当に一日も単なるバイトとかはしなかった
スケジュールを敢えて埋めなかったり、ムダを創り出すということは恐ろしく怖い
正直に言えば『何か働きながら週末にこの活動を続ける』とかの方がよっぽどこの気持ちは楽
#世間体だって気にしなくていい
でも、それじゃあ目指す場所にはいつまで経っても決して辿り着けない
#勿論自分の場合はです
不器用な自分はもうとっくの昔に「できる人」や「AI」に“役に立つ仕事”の領域を任せました
#自分がかつてライター時代に書いていた記事程度ならもうそのうちAIが軽々と超えてくる
これまで自分にあえて“余白”を持たせて“ムダ”を創れる環境を下さった皆さん、本当に感謝しています
#今この文を読んでいるまさにそこのアナタですよ
自分が得意なことは結局どこまでいっても『無駄を生み出す』こと
どうか見ていてください
この“無駄”が本当にムダで終わってしまうか?
はたまたどこかの誰かにとって“意味あるもの”になっていくのか?
その結果はひょっとしたら自分がこの世を去るその日までわからないのかもしれない
なんだかワクワクするじゃないか────
来年、自分はアメリカ人の誰からも求められていない空前絶後の“ムダ”を創りに世界へ渡ってくる
もはや“余白”を軽々通り越して“ウユニ塩湖”だ
NYで入浴、絶対にやってみせるぞ!!!
…
2022.12.16
移動式銭湯 天真
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