【10年目のサンタクロース~A Decade of Santa Claus~】
年に一度のXmasのその夜に
子供たちにそっと夢を配る仕事
それが自分の思う『サンタクロース』
…
---今より遡ること10年前の18歳のクリスマス---
もはや今となっては何が幼き頃の自分を動かしたのかすらも覚えていないけど、あの日以来、たとえどこにいて何があろうともこれだけは絶対に今日まで続けてきたこの“シゴト”
移動式銭湯を始めた頃より、ハッピが私服になった頃より、世界中を旅して回った頃よりも更に古い自分の歴史の1ページ
子供たちには「お菓子」と「夢」を
大人たち(※親御さんら)には「カイロ」と「優しさ」を
誰にお願いされた訳でも無く、ただただ一人一人にそっと手渡していく聖なる夜
「フォッフォッフォ!!」と「メリークリスマス!!」しか話せないし
もはや誰からも頼まれてはいない神出鬼没で摩訶不思議なサンタクロース
でも、それでも間違いなく、今尚自分の命を繋いでくれる大きな大きな理由のひとつ────
…
さて、、、
サンタクロースをやっていると毎年の様にこう尋ねられます…
「なんでこんなことをやっているの?!」
勿論、そこは自分もプロフェッショナルサンタなので
#だってサンタさんが日本語ペラペラはなんか嫌じゃん!!
その場では「フォッフォッフォ!(※クリスマスツリーの頂上を高々と指さしながら)」…とだけ答えるのですが
#そうすると最後は相手も感動して手を握り返してくれます
それでもたぶん、この質問にはもはや理論立てて答えることは不可能な気がします。
#勿論キッズ達が手を握り返してありがとうサンタさんと言って笑ってくれるあの瞬間が自分は大好きです!!
人類何千年の西洋東洋の哲学を書物で読み漁り、世界を理屈で説明しようとすればする程に
同時に決して理屈だけでは説明がつかないたくさんの“世界”がそこには広がっていると日々気づかされます
#それはただ単に楽だからという理由でスピリチュアルの世界や宗教の世界にパッと飛び込むのとは断じて違った感覚です
だからこそ自分は時に「決して理由だけでは言い表せない人間の矛盾した感覚」を大事にしたくて
そして10年に渡り自分がライフワークとして続けるこのサンタクロースもまさしく“それ”です。
#移動式銭湯もベルもサンタも全部自分にとってはその点同じなんです
我ながら本当に不思議だよな
人前に出て目立つことは全然好きじゃないし、他の誰よりもガラスハートメンタルだし、10年経った今も尚子供たちにプレゼントを配るその手は大きく震えてる
#ほんとに盛ってるとかではなくお世辞抜きで産まれたての子鹿の様に極度の緊張でプルプル震えてます
それでもきっと、来年も再来年も白髭のリアルサンタおじいちゃんになっても、この「サンタクロース」は続けていることだと思います
#来年のCHRISTMASは人生初の海外でのSantaClausだ!!
子供たち、大人になってもあの夜のこと思い出してくれたら嬉しいな
このクリスマスで出逢えた全ての人達が2024年も素敵な年でありますように────
〝𝑴𝒆𝒓𝒓𝒚 𝑪𝒉𝒓𝒊𝒔𝒕𝒎𝒂𝒔〟
2023.12.24
三宅天真
Special Thanks @midorino_coya
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