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【《映画湯道×移動式銭湯》東京タワーの下で沸かす世界にひとつのお風呂────】

ご無沙汰しております♨
毎度このお風呂を述べ4時間かけて沸かす度に「もう確実に自分は産まれてくる時代を間違えてしまったよな…」とひしひし感じている27歳こと江戸時代天真です
#昔の人達はきっと毎日こうしてお風呂を沸かしていたと思うと本当に尊敬しかありません

さて、そんなこんなで今日は皆さんに告知です…

『移動式銭湯、1週間後の2月23日(祝)、東京タワーの下でお風呂を沸かします!!!』

────そうです。遂になんと東京タワーでお風呂をやれる日がやって来たのです!

今回は普段の渋谷センター街の時のストリート銭湯とは違ってゲリラでお風呂をやる訳ではありません
#Officialモバイル銭湯

色々経緯はありましたが、一言で言うなら全ては小山薫堂さん及び仲間の皆さんのおかげです ⁡⁡⁡
⁡⁡
@kundokoyama @yudo_association @yudo_movie

(※今更過去の経歴を持ち出すのは日々挑戦を重ねる小山さんに失礼だと思いつつも敢えて改めて簡単に説明すると、小山さんは「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」「おくりびと」「くまもん」等々を手がけたお方です)

今小山さんは「湯道」という日本のお風呂文化を“道”へと昇華させる活動をずっと継続されており、今月2月23日、映画『湯道』が遂に日本で公開されます
#絶対に素晴らしい映画なので湯を愛する人は全員必見です!!

今回自分はその映画公開日に合わせて東京タワーでお風呂をやらせて貰えることとなったという訳です!
#実は2020年に一度皆さんとは素敵なご縁でお会いさせて頂いていました!!



さて、、、

移動式銭湯をもうかれこれ四年も続けていると

「日本にはどこ行っても良い湯があるんだからそんなのやる意味ないじゃん!なんでお風呂がある国で移動式銭湯なんてやってるの?!」

────なんて初めましての方によく言われたりします。

…でも、それは全く以って違います

自分は決して既存のお風呂に対抗したくて移動式銭湯をやっているのではありません
#銭湯や温泉はライバルなんかじゃないんです

というか、実際に喜楽湯 @kirakuyu_1010 という銭湯で番頭や釜番として働かせてもらったことがある自分が「街の湯」を軽んじるわけがないんです
#銭湯も温泉も大好きです

自分の移動式銭湯は実際の古くからの日本の銭湯と同じく湯を薪で一から沸かす仕組み

この極寒の中で何時間も一人マキをくべてお風呂を沸かす度に、日本人がこれまで培ってきた湯の歴史の重みをまじまじと肌で感じます

一度この湯に来ればきっとその意味がわかるはず

〝普段自分たちが日本で何気なく入るこのお風呂は本当に奇跡的なことである〟

────ということが。

飲める水に毎日入れるということは決して当たり前なんかじゃない

自分は本当にもうお世辞とかではなく、日本にある全ての湯を心の底からリスペクトしています

日本のお風呂文化は本当にすごい、、、

〝自分は現代の日本で一番お風呂のありがたみを噛み締めている27歳である〟

────そう言い切っても決して過言ではありません

頭でお風呂に入れるのは有り難いことだと“理解する”ことと、本当の意味で湯の有難味を“体感する”ことにはきっと天と地ほどの差があります
#東洋哲学では古来からそれは悟りと呼んだりもしたそうです

つべこべ言わず、2/23、一度是非この湯に足を運んで見て下さい

そして、できることならお風呂が沸く前の火を焚く段階で来て、一緒にお風呂を沸かしてくれたら嬉しいです

〝共にマキを焚べ、先人の歴史に思いを馳せ、現代の文明に感謝する〟

その“体験”を経たらきっともう世界の見え方は一新します
#少なくとも間違いなくお風呂に対する幸福度はあがるはず

それこそが自分が表現したいことであり、移動式銭湯の本質────湯道です

⁡2023年2月23日

東京タワーで貴方のことをお待ちしています ⁡
⁡⁡
⁡お酒は用意できませんが、湯とこの心だけはしっかりと温めましょう

共に足湯でもしながらお互いの“湯の道”について語り合えたら嬉しいです

最後に、、、

今回自分が話したこと、それはきっとお風呂に限らず私たちの全ての事象に当てはめられるこの世界の道理なのだと思います

「知識として知る」だけではなく「体験を伴った真の理解」

きっとそれこそがあらゆるもので満たされた現代の私たちに必要なこと

なぜなら、体験に勝る感動なんてこの世界にはきっと存在しないのだから────

⁡2023.2.18
移動式銭湯 三宅天真

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