Power Automate 「Excelアクション(テーブルの取得)」のバグ

Power AutomateのExcelアクション(テーブルの取得)は、ファイル名等を指定してその中のテーブルを取得するアクションですが、指定とは違うファイル名のテーブルを取得するバグがありました。

バグ発生の前提

テーブルの取得で、「ファイルA」のテーブルを取得する設定になっているとします。その後、「ファイルA」の名前を変更し「ファイルB」とします。次に「ファイルB」ををコピーして「ファイルA」を新規作成します。

バグの状況

フローの記述としては、新しく作成した「ファイルA」のテーブルを取得するように見えますが、実際の動作はファイルBからテーブルを取得します。 

バグの対処方法

このバグへの対処方法は、「ファイルB」を削除することで、フローは正常に「ファイルA」からテーブルを取得するようになります。

バグの発見方法

一見正常に動作するように見えるので見つけるのは難しいです。唯一、フローの中で動作ログを出力し、動作が正しいかを見つけるしかありません。

今回は、動作がおかしいなと感じた場合に、成功したフローのForEach処理の実行数が「ファイルA」と違うことから、不具合を把握することができました。

一見正常に動作するように見えますのでご注意ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?