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Death Come Trueというすごい体験をした話。

(画像はデスカムトゥルー公式サイトDeath Come True Official Websiteより)

昨日すごい体験をしたので、その軌跡を書いておく。

Death Come Trueというアプリを買ったんです。1,960円で買い切りのアプリ。Switch限定だと諦めてたらアプリがあることを一昨日知って、昨日我慢できずに買って、一周目をその日のうちにクリアしました。

とにかくネタバレNGの作品なので、作品については書けることがないのですが、すごい体験したなぁという自分の感覚はどこかに残しておきたいと思って書いてます。

とりあえず、Death Come Trueがどんな作品かはこちら。

「実写ムービーゲーム」というジャンルになるらしいんですが、俳優さんたちの実際の映像の中で起こる様々な出来事を、プレイヤー(映像を観てる私)が選択していく、というのがDeath Come Trueの大まかな構造です。

あんまり細かく書くとネタバレになるのが本当にアレがソレなんですけど、私が感動したのは「プレイヤーがDeath Come Trueの世界にちゃんと繋がる」ということ。

これ、多分、プレーした人にしか伝わらないんですけど、プレーした人には絶対わかってもらえると思うんだけどなー!!!例えば、

・何度も出てくる○○の画面は、実は▲▲にも表示されている画面であり、私たちは実はすでに□□□(クチロロではない)にいる
・キーとなる●●が、スマホの画面とめっちゃ相性がいい

とか。とか!!!

すべての画面、すべての仕掛けに意味があるんです。そして「繋がる」の意味は「選択肢をプレイヤーである自分が選ぶ」ということではないっていう。もっと、世界として、繋がる。そんな感じ。

私はiOSでプレーしたんですけど、スマホで観てたのもより良かったかも。暗い部屋でプレーしてると(目に悪いよ)、たまに自分の顔が画面に映るんですけど、なんかそれがどの世界に自分が映っているのかわかんなくなる感じもまた、いいんです。

ネタバレ厳禁で公式から実況とかやめてねってアナウンスが冒頭で入るくらいには厳重ですけど、物語の核心がどうとかっていうことよりも、この世界観をより楽しむためには何一つ知らないまま入っちゃった方がいいと思います。このレベルの映像をベースにゲームできるって今は当たり前なのかな…久しぶりにゲームしたもんだから業界の流れみたいなのは全然わかんない。でも、そういう人には特にオススメしたい。ゲーム好きな人か映画好きな人かっていったら、後者の方がよりオススメしたいかもです。

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一周目を終えた時「あぁ、これは『体験』してこそ価値のあるゲームだな」と思ってハッとしたんです。家にいながら『体験』するってこういうことか、と。私常々ライブが強みのアイドルを推してるものですから、このコロナ禍で「(ライブが)体験できなくなってしまった」という状況を個人的にとても危機感を持っていたんです。そしてそれを補おうとする戦略が「(オンラインツールを使うなどして)既存のスタンスをそのまま踏襲する」ことであることに更に危機感を感じていたんですけど、今この状況下の中でも『体験』できることを知って、これはもう『(ライブの)体験』を再定義すること待ったなしだぞ、と思いました。すべからく『体験』ができなくなってるわけじゃない。できてる所やコンテンツはすでに生まれ始めている。だから、みんながみんな足踏み状態なわけじゃないと当たり前のことに改めて気づいたというか。

ジャンルもかけてる予算も違うから、一概にそれをそのままやれなんて思わないんですが、それでも「過去のやり方に早く戻そうとする」ことと「現実を受け入れて価値を再定義する・創造する」の選択をするフェーズに来ていて、後者の選択を選んでなにかチャレンジしようとしている人は出てきている気がします(ジャンルは問わず)。できるかできないかは別として、思考停止させずに考える時間を持って、後者にかけられるかどうかが結構明暗を分ける気がするんですが、どうですかね…。

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最後話題はそれまくりましたが、なかなか『体験』がしづらい今のタイミングでものすごい『体験』をしたよ、という備忘録でした。っていうかフォロワーさんとか誰かやって、そして一周目終わったら連絡して欲しい。ネタバレせずに語れることが少なすぎて…!クリア済の人が集える場とかあったらいいのに!

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