日記はじめます
日記を書きたい。と思いかれこれ半年経ってしまった。すでにブログをやっているので日記とブログの棲み分けはどうしたらよいか、日記に日常のどの範囲のことを書くのか、どの場所で日記を書くのか、どれくらいのペースで書くのか、日記のタイトルをどうするか、誰に公開するのか、等など色々思い悩んでいるうちに半年経ってしまったのである。腰、激重。
そんな中重い腰をあげてあれこれ考える前にやってしまおうと思ったのは、先日起こった地震がきっかけだった。高知にトータル28年間住んでいた私にとって南海トラフ地震は生きている間にいつか必ずくる恐ろしいものという存在で、それは幼い頃から周りもみんなその覚悟で生きていた。若いときは「明日南海大地震が来ると思って好きな人に気持ち伝えよう」と勇気づけようとしてくれている友人に、「明日来るんだったら伝えても伝えなくても変わらないのでは」などと返すひねくれ野郎だったが、明日来るかもしれないと思うことと、一週間以内に来るかもしれないと思うことは、似ているようで意外に大きく違っていて、猶予期間がある方が不思議と冷静にやっておきたいことを振り返ることができた。結果、地震はこの一週間で起こることはなくて本当に良かったのだけれど、この一週間でやっておきたいと思ったことはちゃんと実行しようと思い、かねてから書きたかった日記を書くことにした。
私がインターネットに日記を書くことは今回が初めてではなく、インターネット日記デビューは高校生時代のエキサイトブログだった。(もう検索しても出てこないので一定期間更新がなかったことで消えてしまったっぽい)今のブログはテーマを決めてそのことについて書くことが多いが、当時のブログはまだ日記要素が強く、周りと同様に私も毎日日記を綴っていた。そのあと大学生になると日記はmixiに移行し、社会人になってからはFacebookにも日記を書いていた。オタクとしてもCROOZブログに書いていたこともあったり、mixiのアカウントをもう一つ作ってオタク日記を書いたり、その後はてなダイアリーを経て、今のはてなブログに移行した。意外とインターネットにやたら日記を書いている人生である。ちなみに自分だけが見る手帳に日記を書いていた時期もあるが、基本的に一ヶ月も経たない間に終わってしまう。読者が自分しかいないと続かないタイプだ。
日記を書くことのメリットは、生活に物語性が生まれることだと思っている。ただ何となく過ごす日と、日記に書くことを前提として過ごす日では、目に入るものから変わってくる。自分の行動も変わってくる。ただの何でもない景色だったものが、意味を成した出来事に変わっていく。それを久しぶりに楽しみたいと思ったのだ。「まわりみち日記」というタイトルにしたのは、何か特別なテーマを設けるのではなく、何でもないことをまわり道しながら書いていきたいと思ったからである。ちょっとダサいのが気に入っている。
という訳で、noteで日記をはじめてみます。
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