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ヤユヨ 「あばよ、」神様よりも信じていた。


私とヤユヨの出会いは、今でも鮮明に覚えている。

2020年の春、部屋で酒を飲みながらYouTubeを漁っていた時、たまたまヤユヨの「さよなら前夜」を見つけた。初めて聞いたけどPVに歌詞も表示されていたから、つい見入ってしまった。聞けば聞くほど好きになって、気づいたら当時発売されていたアルバム曲を全て歌えるくらいになっていた。

なんか、年下だけど凄い。この人たち。

そして今年の春に「あばよ、」をリリース。正直、最初のアルバム曲達が素敵すぎてあんまり期待してなかった(失礼)
でも!!!!聞いたらすーーーぐハマった!!どこにどうハマって抜け出せていないのか説明する!!


まず、イントロ〜!!!これがまた凄いヤユヨっぽい。イントロ聴いた瞬間にもうこれは売れていく予感しかない、と思った。ワルツみたいなリズムも素敵で、初めて聴いた時から私もリズムを刻んでいた気がする。はぁ、好き。イントロは17秒くらいしかないのに、もうそこでこの曲の沼にハマっていった。抜け出せねぇー!


神様よりも信じていたのに 嫌いになりました

この曲は「神様」から始まる。すご。
神様より好きな人を信じていたんだから、主人公は相当沼っていた事が伝わる。深〜い深〜い沼。


どうぞ不幸になってください
マスカラが落ちた天使が悪い顔で言う

マスカラが落ちるほど泣いたんだね…。好きだった人を「不幸になれ!」って祈る気持ちめちゃくちゃ分かる。そんで、そいつより私は幸せになってやる!って思ってしまう。だって、そいつより幸せになる事が最強の復讐だからね!!!



あばよ、何も言い残すことがなけりゃ
さっさと消えて欲しい

リズムがワルツみたいなのに、「消えて」とか「不幸になって」とかそう言う悪口的な言葉が似合うのは、メロディがちょっとじっとりしてるからかなと思う。
そんで「あばよ」って良い捨て台詞。


テーブルには冷め続けるコーヒー
私たちを見てるみたい

最初は淹れたてみたいに熱々の2人だったんだろうね。「冷め続ける」ってあるから、まだ冷めきってはないのか。でも、もう温まる事はないからお別れを選んだんだね。切ない。


君を知るたびに変わっていく私が好きだった

1番共感できる歌詞。恋をしている時って、好きな人の好きなものを好きになりたいよね。段々とその人に近づいている感じがして、染まっていく感じがして、めちゃくちゃに楽しい。
 
今の旦那がまだ彼氏だった頃、勧められたミセスを私も健気に聞いていた事を思い出した。曲だったり服の趣味だったり、とりあえず全部を彼氏中心に考えていたあの頃…(遠い目)

まぁ、恋をしてる自分が好きだったりしたよね。


どうせ忘れてしまうなら、今は浮かれていたあの頃を抱きしめたい

相手を恨んでいるクセに綺麗な思い出は抱きしめたい。忘れてしまう前提なら抱きしめても良いよね?思い出たちを「嫌な思い出」にするにはまだ早いから、大事にしていたい。馬鹿みたいだと思っていても、よしよしってしてあげたい。思い出たちを。そしてあの頃の私も。


どうかお元気でね ダーリン

今まで「消えて」とか「不幸」まで願っていたのに、最後はやっぱり優しい言葉をかけちゃうね。そして、ダーリンなんて呼んじゃう。未練なのかなとも思った。でもきっとこの主人公は、最初で最後のつもりでそう呼んだのだろうな。ある種の覚悟だと思う。


以上〜。

あ、11月のヤユヨ対バン(東京)に行かれる方、連絡ください。

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