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アカシック 「8ミリフィルム」 を未だに聞き続けている私

発売されたのは2016年の2月。アカシックの代表的な曲。2016年といえば…私は短大2年生だったけど、当時はこの曲ばかり聴いていたなぁ。

まず、アカシックのボーカルについて。理姫(りひ)さんの声が好きすぎる。耳に残りやすいし、ラブリーでプリティーで、でも甘過ぎなくてちょっとパンチのある声。そして、なんといってもマイクにかかりやすい。つんく♂が好きそう。

ていうか、若干のハロプロ歌唱感がある。理姫さんはハロプロファンで元°C-uteメンバーと対談するほどなんだけど、それが曲にも表れている気がする。 

どこに表れているのかというと…

ラブストーリーはこんな嘘つき趣味じゃない

例えばここの、歌い終わりのしゃくり具合!(細かっ)ヒーカップ歌唱って言うんだっけ?
ここだけじゃなくて大体の歌い終わりに若干のしゃくりがあって、私はそこに勝手にハロプロ歌唱を感じてしまっている。本当に勝手に。この曲だけじゃなくて「ブラック」「愛×happy×クレイジー」とかでも感じる。


そろそろ曲の話に入る。
この曲のどこに惚れたのかと言うと、まずスピード感。失恋ソングなのに結構な速さなのが面白い。「失恋ソング=しっとりバラード」というイメージ(例 宇多田ヒカルのfirst love)だったけど、この曲は「本当に失恋してる?逆に恋が始まってない?」ぐらいの勢いがある。だから私は、この曲を「爽やかポップな失恋ソング」と呼んでいる。最高。


指にキラキラ まとわりついて見えたのに 赤じゃなかったの

この「赤」って赤い糸の事だよね?付き合ってる時はラブレンズ効果で赤い糸で結ばれていると思ったけど、今思うとやっぱ違ったわ、って気づく事ある〜!別れて冷静になった時によくあるやつ。


寝る前に何も考えない事なんてあたしは無い

ここは誰がどう見ても主人公が彼の事を思っている事は確かなんだけど、彼を「寝る前に思ってるよ〜」みたいな描写ではない。「彼のことなんで全然考えてませんよ〜」ってまわりくどく説明されてる感(笑)


君の才能が欲しかった 超好きだったのにな

普通、この人のどこが好きなの?って聞かれて「才能」って答える?私は凡人だから「性格〜」とか言ってしまうけど、理姫さんは違うみたい。すげ〜。
それとも、これは強がりだったりする?「彼の全部が好き!」って言いたいけど、そういうキャラじゃないし、なんならもう別れてるし、未練タラタラなのがバレるから格好つけて「才能」とか言ってるの?(考えすぎ)


最速で離れてあげる いいよ 映画見るわ 

この「最速」ってのが曲のスピードにも表れてるよね。すぐ目の前からいなくなっちゃいそう。

主人公は「私のほうから別れてあげる」って強がってるんだろうな。映画を見て1人で泣いてるんだろうな。「これは映画を見ての涙で、あいつへの涙じゃないから」って強がってそう。


寝る前に何を考えたって あたしの自由じゃない

何を考えたってあたしの自由。つまり彼の事を考えても良い。いや、めちゃくちゃ未練あるやん。

寝る前にちょっと考えた 超好きだったんだな

ちゃんと寝る前に彼の事を考えてる!し、なんなら未練をめちゃくちゃぶつけている!「ちょっと考えた」っていう照れ臭い感じが逆に可愛い。


誰かと結婚なんてしないで 忘れないで

ここの歌詞こそ、この曲の結論だよね!!結局、未練タラタラのままこの曲は終わっていく。このメロディとスピード感に対して、この歌詞で終わるを迎えるギャップよ。凄い。


爽やかポップな失恋ソングかと思いきや、最後には未練タラタラな主人公が浮かび上がってくる「8ミリフィルム」を皆も聞いてみて。

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