我が家のリモートワーク環境

同種の記事は他にも1億記事くらい存在していそうですが、今の時代の記憶として書いておきます。

前提として、私は昨年くらいから副業を並行して行っていたり、家族のケアに忙殺をされ家で作業をする機会も時間もそれなりに多かったという状況があります。なので元々整備されていた環境も多く、当記事に記載した環境をコロナにあわせて急ごしらえしたという訳ではない事をあらかじめ書いておきます。

仕事をする上で必要なものは揃え、障壁はできるだけ取り除きつつ、この環境がいつまでも必要かはわからないのでできる限り安価でお金をかけずに環境を用意する、というのが私のポリシーです。

書斎

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現在の書斎の風景です。空いていた部屋に色々持ち込み、最低限の環境を用意しています。
まずよくありそうな主要な機材のみ解説していきます。

・テーブル(ニトリのダイニングテーブル。リビングから退役後流用)
世代が多分違いますが、現在売られている同種の商品は↓
新規で買っても1万円以下と格安で丈夫です。
75cm x 75cm と、オフィス用の机としては狭いですが、かえってこのくらいのサイズの方が割り切って環境を整備できます。

・モニター(ASUS 23.8 フレームレスモニター)

薄さ、安さ、ブルーライト軽減など必要最低限の機能を重視して選びました。高さの調節ができないですが、下に本などを敷けば十分です。

・パソコン(Macbook Pro、Windows Desktop、Pixelbook、ラズパイ4)

様々なOSで検証が必要なため、自然とマシンが増えますが、できるだけ場所を取らないようにしています。
Windowsはモニターの後ろ、Pixelbookは本棚の上、ラズパイはテーブルの足にくっついています。
これだけPCが多いとモニターを複数用意したくなりますが、今はMacbook と Windows はモニターとキーボードを共有していて、スイッチャーを使って切り替えています。スイッチャーをかませるとdelayが気になるかと思いましたが現状実作業上で問題は発生してません。

スマフォ、タブレット

今はどうしてもスマフォはAndroid、iOS二台持ちが必要ですし、仕事でもプライベートでもタブレット機器もいくつか手元に必要です。
余談ですがPixelbookはAndroidタブレットとしてもLinux OSとしても使用できるため、今みたいな時代には重宝します。

環境の工夫としては、パソコンの作業をしながらスマフォの操作をしやすいように、モニターの両横にスタンドを立ててスマフォを置いています。
スマフォの画面を見ながらプログラミングをしたり、PC作業をしながらスマフォを触りやすいようにしています。

今のご時勢は、PCのモニターをマルチにするのも大事ですが、スマフォのモニターも含めたマルチモニター環境を作るのが意外と大事かもと思っています。

カメラ、ヘッドセット

ZoomやSkypeなどでリモート会議を行うことも多く、この環境整備も大事です。Macbook Pro 内蔵のカメラとマイクや、Air Podsなどのマイク内蔵のイヤフォンでも最低限のことはできますが、やはり画質と音質に問題があるため、ストレスの無い環境を目指すのであれば機材は追加購入したほうが良いです。

カメラは、配信などにも耐えるようなlogicoolのそこそこ良いものを使用しています。Macbook のカメラに比べるとレイテンシーに目視でも差があります。顔見世だけでなく、資料とかをカメラ越しに見せたりする事がある場合はこういうカメラの方が無難な気がしています。

ヘッドセットは安価なもので済ませてますが、指向性のあるマイクは必須です。PCや使用するソフトにより相性があるため、私はイヤフォンジャック接続のものとUSB接続のものを併用しています。

椅子、スタンディングデスク、ビーズクッション

在宅で作業をしていて、何よりも大事なのは椅子、そして様々な姿勢でリフレッシュしながら作業できる環境です。
どうしても同じ場所に座り続けがちになり、移動や歩行の時間も少なくなるため、腰や体の負担をいかに解消するかが気持ちよい在宅ワークの鍵です。

椅子は、PCスマフォを除いて、今回調達した機材のなかでは最も高額です。仕事の場では一部を除いてエルゴノミクス椅子の環境がほとんどだったため、家でもバロンチェアを購入しました。

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ただし、定価で買うと20万弱はしてしまうため、今回はTOCのOAランドという中古オフィス家具専門店で中古を購入しました。需要が逼迫する前だったので3万円くらいで購入でき、これは本当にお得だったなと思います。

スタンディングデスクは、IKEAで買った本棚で代用しています。

本棚を買う時に、スタンディングデスクとしても使える高さのものを狙いすまして買いました。

座りっぱなしで疲れた時や、決められたタスクをこなす時に本棚の上で意識的に作業をするようにしています。これで、意外と疲労が軽減します。

それでも疲れてきたときは、部屋に置いてあるニトリのビーズクッションに寝っ転がりながら作業をしたりします。なかなかオフィスで寝っ転がりながら作業は難しいですが、家だと周りを気にすることなく好きな姿勢で作業ができるので、この辺は良いところだと思います。

スマートホーム環境

家で作業をする良い点は、会社に比べて、声を出したり音を出したりすることに抵抗が無いことだと思います。この辺は家庭事情にもよりますが。

仕事をしながら声で色々な作業や操作をできるように、書斎にもGoogle Nest Hubを設置しています。Pixel4を購入した際の特典クーポンで無料でゲットしました。
ラジオや音楽などを聴きたい場合は、こちらを呼び出して流したりします。

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これだけだと用途として物足りないので、スマートスイッチと組み合わせて声で家電の操作を行えるようにしています。

今回使用しているのは SwitchBot 。Nature Remoを今まで使っていたのですが、Nature Remoよりも安くて高機能でアプリも充実しているので採用してみました。

これで空調をつけたり、部屋の明かりの調整を行ったりしています。また温度計と組み合わせて、28度以上になったら自動的にエアコンをつける、などの制御を行ったりしています。

そしてスマートカメラ。これはもともとは在宅勤務向けというより、書斎の状態をリモートで監視するために導入をしたものです。動体検知をしたらPush通知をしてくれたり、動画をリモートで低遅延で確認することもできますので、離れた場所でも安価に状況を確認できるので、今風のツールだと思います。

私は TP-Link のカメラを使っています。Kasaというアプリで簡単に遠隔地の状況を確認できますし、Google Home  と組み合わせることもできるので色々なことができます。

TP-Link は台湾の会社ですが、日本の会社で同種のサービスを探そうとすると価格は高く(下手すると5〜10倍くらい)、カメラもよく壊れますし、画質も機能もかなり劣るため、こういう製品をうっかり掴むとかなり損をするので注意をしましょう。TP-Linkの製品は翻訳も一応されているので多少は安心です。

今はほとんど書斎で作業をしているので、スマートカメラでは自分の姿を映して、姿勢のチェックに使ったりしています。

購入した機材の価格

会社の仕事でも使用するPCやスマフォなどは除いて、リモートワーク用に購入したものを並べてみると以下のような感じでした。

・机:約8000円(リビングテーブルの流用)
・モニター:約13000円
・スイッチャー:約6000円
・スマフォスタンド:約3500円
・カメラ:約10000円
・ヘッドセット:約1000円、1600円
・椅子:約30000円
・本棚:約3000円(元々使ってたものの流用)
・Google Nest Hub:約16000円(無料クーポンでゲット)
・SwitchBot:約6000円
・TP-Link カメラ:約6000円

額面で言うと約10万円という感じですが、リモートワーク用に急遽揃えたものと言えないものも多いので、直近の負担はその半分程度です。

習慣の変化

リモートワーク中心になって、どのように習慣に変化が起こったかを五月雨に書いていきます。

まず、時間の使い方。
かなり自由になりました。無駄に会社オフィスへの出社や在席にこだわるような会社は、緊急事態宣言が発出された今現在においてもIT企業であってもまだ多いですが、リモートワークが許可された方は通勤時間や無駄な会議が減ることにより時間的に大きく開放された人も多いのではないかと思います。
その時間をより仕事に集中して使うという選択肢もありますが、個人的には語学学習など自己研鑽のためと、家族とのコミュニケーションに使用しています。

そして、家族との時間。
家族の世話をしながら働くというのはとても大変という人も多く、共感もできますが、今まで家族の世話をするために「介護離職」などの形で退職が強要されたり、働き口に大きな制限が課せられた人も多くいた中、いまの情勢は、もう少し「なめらかな社会」「なめらかな働き方」が許容される、そんな社会変容の一歩と前向きに考えても良いのではないかと思います。

最後に、運動不足。
運動することで成長ホルモンやセロトニンが分泌されて心身の健康が促進されますが、運動が不足すると心身に悪影響が出ます。
在宅勤務中心だとどうしても運動が不足してしまうのは、在宅勤務最大の課題と言っても良いかもしれません。

40代をすぎると加齢により年あたり1%ずつ筋肉が落ちていくと言われており、これが続くとロコモティブシンドロームの懸念も出てきます。そして在宅勤務は筋肉低下を急速に促進してしまう恐れがあります。なので、多少生活に無理にねじ込む形ででも、運動する習慣を意識的につけるのが大事です。

家で今すぐできる運動というと、代表格はラジオ体操でしょうか。朝、数分間実施するだけでも筋肉のコリがほぐれます。
環境に気をつけながら、外を30分程度散歩する、というのも良いと思います。
筋力をつけるためには、数年前に流行した「筋肉体操」を実施するのも良いかもしれません。筋肉は裏切らない。

まとめにかえて

時勢により半ば強制的に在宅勤務が推奨され、リモートワーク環境の整備を行う事を余儀なくされた方も多いと思います。

できれば今の混乱は一日も早く収束して欲しいと強く希求しますし、一般のサラリーマンが在宅勤務のために過度に設備投資を行わざるを得ない状況に追い込まれた事については国も救済措置を行うべきだとは思います(経費として認める、というのが一番手軽な救済措置です)。

ただし、それでも、今の状況を楽しみ、変化に適応し、できるだけ知恵を使って「俺が考える最強の」リモートワーク環境を作る、というのも、楽しい作業だとは思います。

というような今の時代の記憶を残すために、この記事を書きました。乱文乱筆お許しください。

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