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「図解でわかるM&A入門」を読んでみての学び

2冊目のM&A関連の本です。
最初の方に読んで良かったと思える本。
難しいことを初心者でも分かりやすく教えてくれます。
今回も特に学びになった部分を箇条書きで記載します。

■買収に関する学び

・M&Aの活用は中期経営計画の売り上げや利益などの数値目標実現のための重要な戦略の1つ

・買収後のPMIの中で経営方針に関しては明確な指針を出さねばならない

出物ありきのアプローチだとM&Aが失敗する可能性が高い

・ガバナンス・人事DDの不足がこれまでの日系企業のM&A失敗の原因になっていた

■クロスボーダーに関する学び

・クロスボーダーのPMIは「宗教や商習慣」「コンプライアンス意識」「キャリア意識」などの違いから難航しやすい

・海外M&Aを成功に導く3要素①M&A戦略ストーリーの構想力②海外M&Aの実行力③グローバルでの経営力

・会社におけるどの事業体が買収を行うかを検討するのがストラクチャリングで、クロスボーダーM&Aにおける買収者側の国債税務に関わる重要検討事項になる

■M&A基本知識

・経営危機に陥った企業の株式を安く買い叩き、買収企業を再生や解体などした上で株式を高値で売り抜いて多額の売却益を手にするハゲタカファンド

・MBOとはManagement Buy-Outの略で、経営陣(あるいは従業員)が自社の株式や一部の事業部門を買収して独立すること

・DCF法とは企業が生み出す将来のフリーキャッシュフローを、現在価値に引き直して企業価値を算定する方法

来週は「まんがでわかるオーナー社長のM&A」を読んでみます。

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