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株価上昇の高揚感に注意

米国連邦準備理事会(FOMC)は予定通り0.75%の利上げに終わり、パウエル議長による金利見通し発言がややハト派的で物価上昇も収まりつつある
。この様にポジティブに相場を解釈し、ウォール街は一時的な上昇相場に入っています。

今回のこの上げ相場には、警戒感を持って半身で臨む必要があると考えています。これまでずっとキャッシュを貯めてきた投資家達が、かなり前のめりになっている感は否めません。

今回のFOMCで金利は2.25-2.5%の中立金利に到達しています。中立金利とは、景気を加熱も冷やしもしない中立的な金利と言われています。9月には更に0.5%以上の利上げが見込まれ。景気を冷やすレベルまで到達します。

今回の株価上昇は、その先年末にかけて金利は落ち着く事を見通しての先行的な動きですが、パウエル議長の金利見通しに「年末までには」という発言はありませんでした。この部分は相場の解釈なので、一時的と考えるのが、妥当だと思います。

どこかのタイミングで、弱気相場に転換すると考えています。早ければ、次の米国CPI発表で物価上昇が予想以上であればそのタイミング。いずれにしても夏のバカンスシーズンに入り、取引量は減少しますので、ボラティリティは高まります。

短期的には半身で構え、いつでも逃げれる準備が必要になります。

#投資戦略  #短期投資 #米国株 #ボラティリティ

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