見出し画像

新生実力派コント師? そいつどいつの魅力

今年、見事、キングオブコント2021のファイナリストに選ばれた「そいつどいつ」。

彼らは普段、渋谷よしもと∞ホールで絶賛活躍中の9年目の実力派コンビだ。メンバーは向かって左から市川刺身、松本竹馬。



彼らは生粋のコント師で、ひょうきんで特徴的な見た目の市川刺身が活かされた、シュールで緻密なコントが印象に残る。


その中で私のおすすめのコントをひとつ。




そいつどいつのコントの特徴はキャラクター性が高く、それに加えて構成もしっかりしっかりしている実力派。設定は突飛なものも多く、ボケ数も少なくない。


パッと見はキャラクター性が高いだけだと思わせておいての斬新かつ計算された展開がまた観客を楽しませる。






そいつどいつの2人で、より印象が強く残るのが市川刺身である。個性的な見た目に、憑依型の演技派な一面もあり、まさにコント向きといえるスペックの持ち主である。

また劇場の楽屋やプライベートでも常に明るく、周りを楽しませられるような、根っからのムードメーカー気質で、人脈が広い印象があるのも彼の良さである。




そしてネタの制作者は松本竹馬であり、彼は大学時代、かなり強烈な大学生活を送っていたことが彼のnoteで明かされている。

    

この記事を見てわかる通り、お笑い芸人としての強靭なエピソードはもちろん、圧倒的な文才も持ち合わせている。

彼にコントを書く潜在能力があることがこれを読むとよくわかる。その他の彼の記事もとても面白いので是非。






今はまだ9年目で若手だが、きっと、これからもっと劇場で舞台を踏む回数が増えていく。そこで経験を積んで、彼らの実力が今以上に上がった時もっともっと評価されるコント師になっているだろう。



彼らにしかできないキャラクター性が高くも計算された緻密なコントで、新生実力派として名を上げるコント師を目指してほしい。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?