アニメ『オーバーロード』感想
アニメ第三期まで視聴しました。
お正月に、兄とライトノベルについて話していて、人外に転生する話って展開難しいのにジャンルとして成立するくらい作品数あるのはなんでかみたいなことをふとしゃべったら、「『オーバーロード』の影響はあるんじゃない?」と言われまして。
伝聞で恐縮ですが『転生したらスライムだった件』なども『オーバーロード』の影響受けているとお聞きしましたし、確かに私も読んだことはないものの作品名だけはごく自然に知っているから、それだけ有名な作品。
今更ながら全然内容知らないのは恥ずかしいなと思い、手っ取り早くアニメを観ることにしました。
なんというか外国の大人向けのファンタジー小説のようなダークファンタジーで、バイオレンスに次ぐバイオレンス!!
確かに私が普段積極的に嗜むジャンルではありませんが、面白かったです。主人公アインズにはヴィラン的な美しさカッコよさを感じるというか恐ろしいんだけど惹かれるところがあって。
アンチヒーローのようでいて、ヒロイズムも強く感じました。
寛容さを重視すると言っている側面もあるんですけど、それ以上に力こそ相手を支配し自分たちの身を守るための究極の手段であるという面もあって。圧倒的な力を持ち仲間に対しては情が深い親分というものは根源的なところで人の憧れなのかもしれません。
人外の魔物VS人間たちという構図になると、人間側の描写が画一的になってとにかく愚かで悪辣に描かれることも少なくないと個人的には思うのですが、ちゃんと人間の中にも高潔な人や素朴で優しい人がいたり、その反面野心や嗜虐心が強い人もいたりして、そこだけでもドラマ性があり第3期まで飽きることなく興味深く視聴しました。
アニメ第4期も始まるみたいなので、楽しみに拝見したいと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?