2023/11/27


 本を買った。久々のハードカバー本。これがシリーズの続編だということに気がついた時には、既に会計を済ませていたのであった。だがしかし、米澤穂信の作品には絶大なラブがあるので、何とかなると思っている。思えば小市民シリーズも2作品目から読み始めていたから、多分大丈夫だろう。
 もっとも本を読んでいたのは恐らく中学生の頃。本と言っても西尾維新とか米澤穂信ばかり読んでいた。もっと文豪の名作とかも読むべきだったのだろうけれど、どうにも肌に合わず、読めた例がない。かなりの偏食があり、多読家とは無縁の読書ライフだった。もっと手広く色々読んでみよう……

 DTM関連で新しい商品を購入した。Cevio AI 羽累(ボーカロイド音源だと思ってもらってよい。巷で話題の可不のおともだちだ!)。パワーのあるボイスと、ラップメーターがかなり優秀で、マックスにすると活舌が良くなりラップができる。しばらくは激しい曲をつくりたい気持ちでいっぱいなので、こういうパワーのある子がいると頼もしい。普通に早口が得意なのが良い。星界辺りは舌足らず過ぎる上、毎度のブレスがマラソン後の呼吸かってくらいデカかったのに比べるとかなり改良されている節はある。5つもソフトを出すとこうも変わるのか。
 本当ならばシンセサイザーVに手を出そうかと考えていたが、小春立花はガチ恋してる友人のボカロPがちらつくし、夏色花梨はたそがれが使ってるからなあと(彼と同じ女の子を使っているという事象がなんか気持ち悪いため)避け、重音テトも身近にユーザーがいるし、花隈千冬はビジュも声も最高に好きなのだが、僕が作る曲にあまり当てはまらなさそうなのでは?と講釈を垂れ続けていたら、いつも使っているCevioの新作に落ち着いたという次第だ。購入完了後に友人から「神椿もシンセサイザーVに移行しようとしているらしい」という情報を訊いたときのあの感情を忘れない。
 ついでにQuad CortexはDAW上のベース打ち込みをリアンプできると訊いた時のあの心の揺らぎを忘れてはいけない。

 曲をつくり始めた。と言ってから何回も没にして今がある。作っては気に食わなくなってしまったもの DAWに向き合えない日々が続くこと DAWだけでなく音楽への向き合い方とか その他の胸を締め付ける色んなこと これらと折り合いを付けている途中で、ちょっとだけ前向きになれた気がする。
 自分が作った曲に誰かが触れる機会が増え、その度に素直な感想で「良い曲」「素敵な曲」「ここが本当にいい」と言ってもらいまくっていて、自己評価では測れない何かが自分の曲にはあるのではないか、そう考えている。まだ、人の素直な感想をきちんと心で受け取れずにいて、これが中々厄介なもので、喜びたいのに何かが後ろ髪を引き、喜べずにいる。人間らしくなりたい。手放しで喜べること それが原動力になること そういう生き方ができる人間になりたい。


牛丼を食べたいです。