おっぱいへ
今の自分になくてはならない存在が二次元の男の子だ。
自粛前に勧められたアプリゲームにドハマりし、現在は課金をしグッズを買い配信をみたりと楽しんでいる。
ハマりたてのころ、鎖骨より長かった髪をバッサリ切った。流行りの韓国風マッシュみたいな男の子の画像をみせて切ってもらった。
ぼくは男の子になりたかった。
職場でなんで切ったの?ときかれる度に、笑いながら「男の子になりたくって~」と言っては(ジェンダー的な話?触れない方がいい?)みたいな空気になった。わら。
でも本当に、二次元の男の子みたいになりたかった。
ネイルで爪を可愛くしたい、脱毛してすべすべの肌になりたい、にならんで、二次元の男の子になりたい。
だいぶこじらせている気がするけど、以前から好きではない人から女の子として見られることが苦手で、ナンパされては病んだし、可愛い格好をしての仕事中知らないおじさんに握手求められては病んだ。
だから二次元(見た目に非の打ち所がない)の男の子になりたいと思うのは至極全うだとも思える。
スカートをはいたり可愛い服を着たい時もある。でもそれは、がっつり女の子のコスプレしたろ!ワイは可愛いから可愛い服も似合うんや!って思考。
しかしその自信も出先で(スカート…似合わな…)と喪失することもあるからクソめんどい。あと、可愛い服を着るときでもおっぱいはいらない。
以前芝居で使ってそのまま頂いたBホルダーというおっぱいつぶしを日常的に使っている。
自分の肉体の中で最も女性らしい部分を潰したい。
出先で鏡をみたとき、職場で着替えているとき、シャワー浴びてるとき(ウッ…ワイは女や…)と嫌悪感を抱くときがある。
おっぱいには、とても悪いことをしていると思う。かつてはワコールのブラで綺麗な形におさめられ、ドヤ顔していたおっぱい。
自分の身体の一部なのに、いらないと思って、潰してしまってごめんね。
でも、もしかしたら今後、女という性別と上手く意気投合して、綺麗な形におさめられた胸で日常を過ごしたいときがくるかもしれないので、
それまでは、ぼくのおっぱいはBホルダーに守っていただくことにします。安心して守られていてください。
石鉢より。
追伸、二次元の男の子のなにがいいって裏切らないとこですよ。
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