nagata yura初個展「あとい」
今日は偶然知った18歳の少女nagata yuraの
初個展「あとい」に立ち会うためBEATSの代表岡島さんと生駒へ
商店街を抜けすこしくねっと歩いた場所、怪しげな一軒家で開催されている
扉を開くと制服姿の一見普通の女子高生の姿が
軽く挨拶を済ませ、スリッパに履き替え部屋にお邪魔する
台帳に名前を記入する際ふすまの中に目をやる
何色でも何柄でも何者でもない絵やちり紙が散らばっている
部屋の周りを見渡すとぐらんぐらんとする
揺さぶり
無意識に呼吸を止めてしまう
完成途中の絵、彼女の全身はペンキまみれ
来客様と鉢合わせたので先に二階へ
何年も後に生まれた人間の作り出す世界とは思えないほど、自由やしがらみ、孤独で溢れている
そして内側にだけではなく外側へ飛び出す才能たち
『すくなくとも逸材だ』
芸術や美術に関しては無知だ、彼女を見つけたことに意味があるのかもわからない
ただこれらの啓示を目の前にして思うことは
気づいていないだけで
見つけていないだけで
逸材は存在するということ
彼女が何を訴えたかったのか、どういう気持ちで文字を殴り書いたり、写真を切り裂いて貼り付けたり、一部ゴミまみれにしたのかは分からないけど
世界を置き去りにしている一部始終が表れている
炎のようにも感じるし水のようでもあり二度と進まない秒針のような
掴めそうで掴めない糸のようでもある
とても愛のある殴りだった。カッコよかったよ
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