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100年後のわたしは100年前のわたしを羨ましく想うと思う


★★ ★ ★★

まず

これはミクスチャーロックバンドKing Gnuがアルバム「THE GREATEST UNKNOWN」を引っ提げて行ったドームツアー、「THE GREATEST UNKNOWN」の2024年1月28日(日)に行われた東京ドーム公演についてをセトリ順に、わたしがただ覚えている限りの記憶や感想を書いていったメモです


セトリを知りたくない方は引き返すか、アルバムを聞いてください



今週末3月23日に行われる札幌ドーム公演では、オンライン配信と全国の映画館でライブビューイングが行われます


まだKing Gnuのライブを見た事がない人、気にはなっているけどまだ全然知らないよという人に、どんな形であれ今回のこの機会を逃してほしくなくて、ただ記録していたメモをここに貼っつけてみます
誰かの背中を押すひとつになれたら嬉しいです



本題の前に

メンバー紹介を挟んでおきます

左から
デニムジャケットの常田大希(Gt.Vo.)、
ぱっつんトゲトゲ勢喜遊(Drs.Sampler)、
ドレッドの新井和輝(Ba.)、
肘掛け目線外し井口理(Vo.Key.)



それでは早速いきます


1. SPECIALZ

開幕、手を掲げて大声で叫ぶのを止められなかった

誰が如何言おうと
“U R MY SPECIAL”
“WE R SPECIAL”

これから始まることは、もしかしするととんでもないのことなんじゃないの?と思った

スクロールして該当する曲を聞くことが出来ます


2. 一途 (ALBUM ver.)

畳み掛けるその勢いに圧倒された

息つく間もなくこちらのボルテージを上げ更にさらに高いところへ連れて行ってくれる

常田と井口のハモリの応酬

サビがめちゃくちゃ楽しい


ラスサビ前、

涙の理由も知らずに 愛が体を喰いちぎった
正しさを振りかざさないで 事実が理由を喰いちぎった

を手拍子しながら一緒に歌った
ALBUM ver.、こんなのライブで盛り上がるしかないやろ、と思ってたけど
盛り上がるどころではなかった



3. 千両役者 (ALBUM ver.)

DA DA DA DA DA 楽しかった
楽しかった、楽しくて興奮してあまり覚えてない




4. STARDOM (ALBUM ver.)

おれらの手拍子をもって完成するその一体感
STARDOMのさあ始まるぞ覚悟しろ感が堪らない

去年の東京ドームでお披露目されたSTARDOMのあの強い衝撃と、日産スタジアムでのあの景色をずっと忘れられないでいた
また忘れられない景色が増えてしまった

飛行艇が入場曲だとしたらSTARDOMは試合前に聞く気持ちを高める曲だと思うんだけど
そういう場面に寄り添ってくれる曲がわたしの人生に存在する事実を体感した




5. MIRROR

深く低いところから広く高い場所に引き上げられる様な感覚になる
光の届かない海の深い底からゆらりとゆらりと水面に浮かんでいくような感じ
映画のOPみたいだなって思ってたけどやっぱりそうだった


6. CHAMELEON

アルバムの流れで聞きたかったからあああ来たあああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜となった、本当にありがとう………
CHAMELEONの歌詞が大好き

何度でも
何度でも
塗りつぶして
汚れた悲しみの
上から白い絵の具で

全てを台無しにして
放り出してしまった夜さえ
キャンバスは色付くから
涙滲んでにわか雨

前回の東京ドームで聞いた時のあの景色もまた忘れられなくて、やっぱり今回も胸がいっぱいになってしまった
井口がメインVo.の楽曲は比較的井口のみに照明が当てられる時間や回数が多くて、
スクリーンに映し出されるその井口がすごく好き


7. DARE?? (Live ver.)

アレンジ??原曲????ライブver????
我々はとんでもないものを目撃してしまった
歌詞を聴きたい気持ちも勿論あるけど、それより泳ぐように踊るように歌う常田をずっと見ていた
ギターやピアノを弾くか、拡声器を持つか、みたいなところがある常田が、マイクを持ってフリーに動く様が、井口と目を合わせて掛け合う姿が楽しそうで綺麗だなと思った
もう一回映像できちんと見たい


あれ、vivid redなんですか…?
(YouTubeで検索してみてください)



8. 白日

白日が背負うものがなんとなく軽くなった気がした
やっぱり白日からKing Gnuの勢いは増したのは周知の事実だと思うんだけど、
ちゃんと歌えたのは数回しかないとどこかで井口が言ってたようなくらい取り扱いの難しいこの白日を、
もう井口は手懐けているんじゃないかなって感じた(主観)
客側もあれだけ難しい白日への緊張感?固唾を飲んでいる様な感じ?「あ、白日だ………」の様な感じがなくなってきたのかなと思った
(わたしだけなのかもしれない)
それでもやっぱり、レコーディングした音声ではなく、生でこの曲を歌う井口はばけものだし、こんな曲を作った常田もとんでもない
それを演奏する新井さんも勢喜遊もちょっとおかしいよ
要するに最高ってことなんだけど



9. 硝子窓

今回一番聞きたかった曲
この曲をやるには白日の後が似合うんだなとライブでイントロを聞きながら思っていた
硝子窓の井口の歌い方は8割くらいウィスパーボイスでそこが本当にもうとんでもなく大好きで
そしてライブでもそれをめちゃくちゃきちんと綺麗カッコよく儚くかましてくれた

ウィスパーボイスで歌う際は息の含有量を多くする必要があって、実際に硝子窓をウィスパーボイスで歌おうとすると多分通常の人間では井口の声量で歌う事は出来ないと思う
わたしは息付きのせいで井口みたいに流れるように歌えない
肺活量と息の含有量のコントロール、強弱、地声との境界線など、普通に歌うよりかなりテクニックがいる歌い方だけど、硝子窓の井口は全部が完璧だと思う
弱くても伝わらないし強くても雰囲気が変わる
だからこそ2Aの力強さで更にグッと引き込まれてしまう
既にここまで8曲もやってきた中で歌う硝子窓の美しさと井口の歌唱力の凄さ高さに感動した

井口に手を牽き寄せられ幸せの向こう側まで連れてかれてしまった

あとこういう曲の時の欲しいところにいる勢喜遊と新井さんは本当にずるい



10. 泡 (ALBUM ver.)

前回の東京ドームでは照明がスモークに映って、スタンドから見ていたわたしにはその景色が雲海の様に見えた
今回はステージの下から上を照らす照明が、セットを越えてドームの天井に映し出されるその様子が光に反射する水面の様で、
スクリーンの映像は水中に反射する光の様に見えた
泡は聞いていると水の中に浮かんでいる様な漂っている様な気持ちになるけど、何度聞いてもそれを楽器で表現出来るのがすごいと思う
泡は曲調からするとゆったりと泳ぐような曲でただ聞いてるだけでは気が付かなかったけど、これはドラムがすんごいな
とんでもない
勢喜遊、眉毛もピンクで可愛いかったけど、可愛いだけじゃなかった
勢喜遊、とんでもない数をとんでもないリズム感で叩いていた
勢喜遊フォーカスありませんか


11. 2 Μ Ο Я Ο

フカフカとか、アツアツとか、なんだよ可愛いな常田と思ってたんだけど、生で見てもやっぱり可愛かったな
ここまで、深く深く奥まで全体重を預ける様な曲が続いて、そこでぷかぷか軽く楽しく踊らせてくれる 2 Μ Ο Я Ο大好き



12. Vinyl

やってくれたな、まじで
やっぱり好きな曲だな〜〜〜〜〜〜と突きつけられた
「さよなら 愛を込めて〜」の合唱良かった
Vinylてさ、良いよね………
暗転する直前で常田の顔が映されてニヤリと笑ってみせたのはVinylだったっけ………?幻覚だったかな…



13. W●RKAHOLIC

炎が、炎がすげえ
あちい
この後何持ってくるんだ…??!?!と思ってたら



14. W●RK  w/ 椎名林檎

だった
こちとら号泣
前日にどうやらやったらしいと聞いていた
うわ〜〜〜見れた人良かったな〜〜〜嬉しかったやろな〜〜〜!と思ってた
東京でやるとこういうことがあるから良いんだよな〜〜〜と思ってた
あるツイート(東京ばっかりずるいとかそういう)を見かけて、それはちょっと違うんじゃない?て思ったりしてた
こればっかりは奇跡で運命で偶然だから、こちらが出来る事は何もない
そりゃそんなサプライズのひとつやふたつ、ありますやろ〜〜〜!の気持ちだった
昨日林檎ちゃんが来たなら、今日は誰か来るのかな?収録するなら無いのかな、と思ってた
居たよ、そこに、林檎ちゃん
ステージのその真ん中に
中学生の頃からずっと聞いてた林檎ちゃんが目の前で歌ってる、ずっとずっと、一度は生で聞きたかった林檎ちゃんの歌声が今このドームに響いている
King Gnuと同じステージに立っている
全部に感情がいっぱいになって涙もすぐいっぱいになった
今回もまた一緒に来てくれたビス子もこてつも泣いていた
斜め後ろの席の女の子も泣いていた
少し離れた前の席の人も泣いていたと思う
着てたジャケットの肩をはだけさせたあの瞬間も、サングラスに手をかける姿も、曲の終盤で正面向かって両手でマイクを持つ姿も、大歓声と拍手とアウトロがまだ少し流れている中キスを残しステージを去るその姿がまだ瞼に残ってる
かっこよすぎるな、林檎ちゃんは

曲中歓声が止まなくて2割くらいしか聞けてないんじゃないかな

途中途中スクリーンに映し出される井口、めちゃくちゃセクシーでかっこよくて好きだった

@DaikiTsuneta Xより



15. ):阿修羅:(

めちゃくちゃ好きなの、阿修羅、
それどころじゃないのよ正直
それどころじゃないのよwwwって号泣しながら『修羅!修羅!修羅!』『降参です!』って歌った
歌えてたかはわからないけど、まじで本当にわたしは「降参です」でした
あの、映像でまた見させてください

「この人生たった一度切り」だわ、まじで



16. δ

林檎ちゃんの衝撃に追い付けずあっという間に終わってしまった ):阿修羅:( の後、また更に畳み掛けられていたらもう寿命が尽きていたと思う
インスト曲にこんな形で助けられるとは思ってもなかった
ていうか普通に考えてさ、これを演奏しているの、どういうこと??



17. 逆夢

ここの流れもアルバムと一緒だったから、δからの逆夢を聞けてよかった
正直まだ放心中だったけど
切ない、呪いのような愛の歌を、暗闇の隙間からもれる希望の光のその先を見せて、掴ませてくれるような感じがした



18. IKAROS

グリーンとオレンジの照明が幻想的で綺麗だった
魂ごと宙に浮く様な、包み込まれる様な体験だった
目を瞑って揺れてた
井口の優しくて綺麗な歌声が心地良かった



19. Slumberland

“Wake up people in Tokyo Daydream.”の大合唱が大好き

Rock'n roller sing only ‘bout love and life.
って歌う人に
It could be the start of something new tonight.
って言われたら着いていくしか選択肢はないんだよ



20. Sorrows

Slumberlandに続いてどうしても思いが溢れてサビは一緒に歌ってしまう

everytime,
I feel as one.
sometime,
We feel as one.

を歌っている時は全員で肩を組んでいた様な気持ちだった



21. Flash!!!

もう〜〜〜さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここの3曲はさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
連続はさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ずるいじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
まず勢喜遊のドラムがずるいでしょ
イントロがずるいでしょ
一体となった手拍子がずるいでしょ

ライブ前に食べたあの餃子が出てくるんじゃないかってくらい飛んで飛んで歌った

また歌詞がいいんだわ

間違いだらけの人生が
光を見失わせる tonight
一瞬でいい、今だけでいい
逆らって

全てを求めないで
時の流れを許して
この身を焦がしてでも
光放って
It's Flash!!!



22. BOY

可愛かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!(爆泣き)
あの子たちが出てきてくれたのかと思った
映像の編集がすごい
多幸感に包まれた
Euphoriaです、Euphoria、
グクも頭上を飛ぶよ



23. SUNNY SIDE UP

良かった〜〜本当に
あの青空感というか、太陽感というか、何なんだろう
この曲は普段聴いていても、ふいに泣きそうになるんだけど、この時はその結界が崩れてしまった



24. 雨燦々

飛行艇が入場曲だとしたらSTARDOMは試合前に聞く気持ちを高める曲で、
そうなると雨燦々はこれまでしてきた努力や涙、喜び、全てを包んで背中を押してくれるような曲だと思う
だってさ、

悩ましく 生き惑う僕らの
悲しみさえも 水に流してゆく

錆びついた自転車を走らせて 君へと向かうのさ 雨に濡れながら帰ろう

だよ
どんな事があっても今の、現在地の、わたしを受け止めてくれる優しさを感じる



25. 仝

King Gnuのインストってめちゃくちゃ良いんだよな
どこかで常田が、めちゃくちゃ重ねてるって言ってた気がするけど
インストって常田のコラージュ作品というか
仝に関しては、この後の三文小説の拡張機能を伴っていると思っているんだけど、



26. 三文小説 (ALBUM ver.)

今回のツアーでの三文小説はALBUM ver.で、
シングルでの三文小説に比べて全体の聞こえてくる音数がシングルの時よりシンプルになっていて(それでも複雑ではあるんだけど)
シンプルだからこそ、その前に仝がくる事によってこの僕と君の世界がより2人だけの話になるし、




27. ЯOЯЯIM

ЯOЯЯIMで反芻される歌詞が2人の永遠を感じさせるというか
もちろん三文小説のみで成立してる世界だけど、その前後に来る仝とЯOЯЯIMがより三文小説の凄さを引き付けるというか、増大する感じがある



(en)
28. Teenager Forever

Teenager Foreverって不思議だよね
こんなに飛んで踊って遊んで楽しくてワクワクするのに、どこか寂しさが拭えないというか
他の誰かになんてなれやしないことも、望んだこと全てが叶う訳ないことも、進むべき道なんて誰も教えてくれてないことも、全部ぜんぶわかってて
悲しみはいつか消えて、些細な幸せを見つけて、変わる必要なんてなくて、先のわからない不安よりも、今という刹那が美しくて、ありのままでいる事が何より素敵だと言うことを教えてくれる

まあアウトロで大暴れする井口を見てたら一緒に走り出してしまうから
寂しさなんて消え去るけど



29. 飛行艇

あ〜〜楽しかった、楽しかったなあ!ってしてたらイントロが聞こえてきて
ああ、最後の最後までこの人たちはわたしたちの顔を手を上げさせるんだと笑ってしまった
国家じゃない?もう国家だよ、国家
全ての人の入場曲
圧倒的味方

ずっと歌いながら今回のライブについて想いを馳せていて、どうしても込み上げるものがあった
この光景を共にしたわたしたちはずっと大丈夫になるんだって思った




終わり


「100年後に今日の映像を見た人たちがこんな楽しいライブがあったんだって思ってくれたらいいよね」
「我々は映像の中で生きていくんです。伝説を作りましょう」

と話してくれた
わたしはあの伝説の中に確かに居たし、
100年後のわたしは100年前のわたしを羨ましく想うと思う
そう思うだろう100年後のわたしに、今その100年前にいるわたしは羨ましく思っている



THE GREATEST UNKNOWN

https://x.com/daikitsuneta/status/1701131757301719391?s=46

井口 Instagram

https://www.instagram.com/p/Che1rr_pNly/?igsh=MW1kcjRkNWM0d212MQ==


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