FT慶大戦!

秋のリーグ戦は、明大の勝ち点5の完全優勝で幕を閉じた。
19年秋以来のフルスペックに戻ったリーグ戦、
明大は6校中最多の15試合戦っての優勝。
最少の立大、東大も12試合戦っており、この春のリーグ戦で
行われた試合は39試合と、10試合勝ち点制だった昨秋と比べて
9試合増えた。

東大は第7週法政戦、松岡由投手の好投、梅林選手の初のマルチ安打
など見せ場があったものの0-9、2-9で連敗し、0勝10敗2分の最下位
でシーズンを終えた。
最下位は49季連続。
2引き分けした早大が東大からの勝ち点1のみに止まっただけに、
この直接対決を制していれば、97年秋以来の最下位脱出であった。
秋はいよいよ50季連続最下位阻止の戦いとなる。

2戦先勝勝ち点制で決着を付けることになったため、、
勝ち点ゼロの東大は10敗を喫したが、東大が10敗したのは
19年秋以来5季ぶりということになった。

早慶戦が2試合で終わり、翌月曜からフレッシュトーナメント(FT)
が始まった。

春のFTは昨年に続いて順位決定戦が行われる4日目がプロ併用日で
あることから、5-6位決定戦が行われない。

3チームずつに分かれるブロック戦で2位以内なら3試合、3位に
なると2試合を戦うことになる。

東大はリーグ戦2位の慶大、4位の法大と同ブロックに入り、
2日目の第2試合で慶大、3日目の第2試合で法大と対戦する。


近年の東大はリーグ戦を上級生主体で戦っており、
春のリーグ戦では2年生の登板はなかった。
リーグ戦経験のある投手が1人もいない投手陣で挑むFTということ
になる。

2年生では中村投手が今季リーグ戦最終戦でベンチ入り。
昨年のFTでは秋に長谷川大投手、鈴木太投手、森岡投手、
中村投手、平田投手の5人が投げている。

捕手では1年生に異例の5人も入部したが、
この春リーグ戦デビューを飾った内田捕手が中心になるだろう。

野手陣も現2年生の中で1年生でリーグ戦デビューした選手はおらず、
この春デビューした藤田選手が唯一リーグ戦を経験している。
昨秋のフレッシュリーグ3試合で安打は6、現2年生の安打は内田の
1本のみ。
その前の昨春は内田、藤田が2本、鈴木太が1本。
現時点で神宮で安打を放っているのがこの3人ということになる。
部員数も多くなったところに、春が新人戦がリーグ戦5試合から
トーナメント2試合になったことにより、なかなか神宮での経験を
積むチャンスが得にくくなっているが、試合に出ることのできた選手
はこの貴重な機会を下級生選手代表としてしっかり活かしてほしい。

まずは怖いもの知らずで楽しむところから。



今春のフレッシュトーナメント
Bブロック第2試合早大戦: 5-6 敗・鈴木健 8安打(二塁打4)
Bブロック第3試合慶大戦: 0-2 敗・松岡由 5安打(二塁打1)

昨秋のフレッシュトーナメント
Bブロック第2試合早大戦: 0-10 敗・小島  3安打
Bブロック第3試合慶大戦: 0-7 敗・鈴木太 2安打
5-6位決定戦立大戦: 0-3 敗・原 1 安打

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