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8/27のランブルは「令和のブライアンは君だ!2代目ブライアン・ウィルソン決定戦」

不肖谷口、先月発売のレコード・コレクターズ8月号にてビーチ・ボーイズの新ボックスセット「フィール・フロウズ」についての記事を書かせていただきました!光栄です!

1970年の「サンフラワー」そして71年の「サーフズ・アップ」期の未発表音源集。「ペット・サウンズ」「スマイル」に続く充実期と目されるこの時期の謎がついに解き明かされるわけです。

で、レココレにも書きましたが、この時期はブライアン・ウィルソンがすでに半隠遁状態、現場にいたりいなかったり。「ペット・サウンズ」「スマイル」でブライアンが作り上げた音像はやっぱり衝撃的で、他のメンバーにとっても「サンフラワー」「サーフズ・アップ」期は、すでに「スマイル」の遺産をほぼ使い果たし、自分たちなりにブライアンの仕事と向き合う時期、だったわけです。カールやデニス、ブルース・ジョンストンの才覚が大いに発揮され、結果的にメンバーが一番最初の「ブライアン・ウィルソン・フォロワー」だったのではないか、というのが僕の結論(詳しくはレコード・コレクターズをチェックだ!)。

そこで思いついたのが今回の企画!令和のブライアンは君だ!2代目ブライアン・ウィルソン決定戦!

8月のランブルは、夏だ、ビーチだ、ブライアン・ウィルソンだ!「フィール・フロウズ」ボックスセットの発売で盛り上がるビーチボーイズ界隈。ここに収められた「サンフラワー」「サーフズ・アップ」期の未発表曲に耳を傾けると、不思議と浮かんでくるブライアンが大好きなフォロワーたちの姿。クリス・レインボーやハイ・ラマズに始まり、ナイトランズ、デント・メイといった現代の精鋭に至るまで、いかにしてブライアン・ウィルソンの音楽が受け継がれ、発展してきたのか?そして、見事2代目ブライアン・ウィルソンに輝くのは一体誰なのか!?ブライアンが一曲もかからないのに、なぜか心がブライアンで満たされる、真夏のブライアン・ナイトです!

思えばこれまで、#11「おお!ブライアン」#23「55年目のマイク・ラブ」#62「時計じかけのビーチ・ボーイズ」と、3回に渡ってビーチ・ボーイズを特集してきた我々ですが、ブライアン・フォロワーについては一度も触れていませんでしたね(なぜか「マッカートニー・チルドレン」は#27にて特集済み)。

ランブルおなじみのデント・メイ氏もブライアンの音楽的遺伝子をバッチリ受け継いでおりますし、ナッシュヴィルのエクスプローラーズ・クラブも素晴らしいです。

というわけで、英米を中心にブライアン・チルドレンをたくさんご紹介、思い切って二代目ブライアン・ウィルソンを勝手に襲名させちまおう、という「着地点そこなの!?」のおバカ特集。とはいえ、最後にはブライアン・ウィルソンの音楽とはなにか、ということがおぼろげに浮かび上がって、心がブライアンで満たされると思いますよ!ブライアンそのものは一切流れないけど!

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2021年8月27日(金)
ミッドナイト・ランブル・ショー#66
「令和のブライアンは君だ!二代目ブライアン・ウィルソン決定戦」

オープン 18:45 / スタート 19:00
神保町試聴室
YouTube Liveにて配信予定
※なお、19:55頃に換気のため、一度休憩を挟む予定です

ご来場の皆さんも、画面の向こうで応援してくださる皆さんも、ぜひ健康でお会いしましょう!

ミッドナイト・ランブル・ショーへのサポートをお願いいたします。ランブルショーで良い音でレコードを聴くための機材や、どうしても皆で聴きたいレコードを買うためなどに使わせていただきます。