インターミッション、番外編その2

実に、書き始めて公開してちょうど1年が経ちました。
そんなわけで、それまでの裏話とかいろいろ書いてみることにします。

*「ドールストーリー」を外した理由。


当初はドール者に向けて書いていたということもあって、ドールの部分を強調した表現になっていました。
しかし…わかっちゃいたけど…思いのほかドール者の反応が薄い!これはさすがにモニョりました…なので(ドール者には引き続きアピールしていくというのは変わらないのですが)より幅広くWeb小説を読む層にもアピールしていくという方向に変えました。その時「ドールストーリー」という表現が誤解を招く…うちのコンセプトというのはドールはキャライメージを体現するために利用しているわけなんですが、ドールストーリーという表現がもしかしたらドールが直接動いているという感じに誤解されるのでは?と思いドールストーリーという文字を外しました。
これに伴って導入部の表現も変えています。
これにどれだけの人が気づいているかわかりませんが、そんなところだったのです。

*影響を与えていた物


こんな事言うのもなんですが、このストーリーの世界観に少なからず影響を与えた物があります。
皆さん「マッチメーカー」というゲームをご存じの方いますでしょうか?
今やほとんどの人が知らないと思います。昔パソコン通信をやってた人なら名前ぐらいは聞いたことあるかもしれません。
どんなゲームだったかって?要はPC上で戦闘ロボット(のデータ)を作って、それをお互いに試合用のプログラムで戦わせて大会を進行させるという感じでしょうか…大会は当時のパソコン通信のBBS上で開催され、提示されたレギュレーションに沿ったロボットのデータを作ってそれをメールで試合担当に送って戦わせるという形でそういった大会が当時いくつかのBBS上で行われてました。
そういったBBS上では試合の他にも試合の展開を書いたショートストーリーとか、試合の前とか後日談を書いたショートストーリーとか、そういうのを書くのも盛んに行われていました。ていうかマッチメーカーの創始者が小説家だったのでむしろそういうのを推奨していました。ただ純粋にゲームとして楽しむか、ショートストーリー書いて世界観まで楽しむか…というのは(niftyとかの大手BBSなんかでも)分かれましたね。自分は世界観まで楽しむ派でした。(なので試合は負けっぱなし)
レイアというキャラクターも元々はパイロットのキャラとして作った者でした。その頃から「褐色肌黒髪ポニテつり目」というキャラは完成していました。ついでに言うと生き別れの兄がいるというのもこの頃にはもうありました。マッチメーカー亡き後(うちは途中で抜けたのでいつ無くなったのかちょっと分からない)警察官になって…というのも考えてたのでこの書いてるストーリーはそこを取り出して再構築したものになるわけです。連邦とか、そういう大まかな世界観もちょっとは影響というか利用させていただいています。
ドロイドという存在も当時のショートストーリーにはよく出していました。まあこれは自分の好みで出してただけなんですが、今のストーリーではそれを前面に出した形になります。

*そもそも読まれてるの?


あくまでnoteのカウンターベースですが正直読まれてないです。そもそもnoteのカウンターって必ずしも読まれてる数字というわけじゃないという話なので実際読んでる人は…となると微妙なんですよね。(あえて具体的な数字は上げませんが)
人によっては「そんなこと考えてる間にとにかくペンを動かせ」と言うかもしれませんがそれが成り立つのは常に一定のビュー数があればこそだと思うので…
じゃあ何故に書いてるかって?それはやっぱり「考えてたことが形になるのが楽しい」ことなんですよね。これは大きいと思います。随分前からこういうストーリーというのは考えてたわけなんですが、それが形にできていくというのが楽しい!と気づいたのが大きい(そこに行きつくまでに随分と時間がかかっちゃいましたけど)かな~と思うわけです。
まあ、noteのヘルプ上にある「最も大切なこと」に「創作を楽しみ続けること」「ずっと発表し続けること」というのがあるので少しでも読んでくれる人がいるからこそ続けられるのかな…とは思います。
ちなみに結構X(Twitter)の「小説を読んでみる」系のハッシュタグに結構アドレスを上げたりしてるのですが、いくつかは感想が返ってきたこともあり(まあ音沙汰なしになることも多いのですが)それなりに好印象はもらえてるので、多分悪くはないのかな…と思います。

*今後について


(不定期連載とはしているものの)定期的に更新できているいいサイクルは保ててるのでネタが続く限りは月1連載を続けていくつもりです。まあ下手すると毎週どころか毎日更新!なんてのに比べれば全然ひよっ子でしょうけど、そもそも執筆にそんなに時間を割けない(モチベが保てない)ので、これでも頑張ってる方だとは思います。
そんなわけで、今後とも宜しくお願い致します。


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