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ドイツのインダストリー4.0について調べてるよ

いくつか本を読んだのでまとめます。ひとりで勉強中なので、ものづくりとIT、IoTに興味のあるひとからリアクションをもらえると喜びます。ITのひとなので製造系は未知の世界。どんどん読んで感想かいていきます。

インダストリー4.0が発表されたのは2011年。もう10年も近く前のこと。2020年の今、AIやRPAの話題ばかりでIoTやスマートファクトリーって最近あんまり聞いていないな、でもいったいどうなったの?ということで、調べ始めました。5~6冊読んで、最後に最新情報と照らし合わせて答え合わせしていきます。

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■1つ目:日本の製造業はIoT先進国ドイツに学べ


最初に読んだのもあって入門書として全体像がよく理解できる。インダストリー4.0を仕切っていらっしゃるのはドイツSAP出身のカガーマンさんという方で、その方へのインタビューが非常に良い。

日本で認識されているインダストリー4.0は「建機にモニターつけてGPSで監視して故障を事前に察知してプロアクティブに保守サポートをすること」でしょ?という認識かもしれないけれど、それは全体のうちのひとつであることがよくわかる。

カガーマンさんが考えている世界はもうすこし広くて、それぞれの建機情報をひとつのプラットフォームにのっけてしまって共有してドイツ全体でシェアしてしまおう、という概念(ここでいう建機情報は例えであってひとつのプラットフォームにのっけてシェアする対象は図面なども含まれる、と読んだのだけどこの概念であってるのかな、頭いいひと教えてください)

当然その考えを実行するには、各企業がお金をかけてシステムを整える必要があり中小企業が多いドイツではシステム構築のためのお金とひとが足りずそれはひとつの課題になっている。あと職人さん文化があるので、そもそも個人のスキルをオープンにしたくないかたも多い、これも課題。さらに、大事な情報をクラウドにあげるなんてセキュリティ大丈夫?とか、課題はつきない。だけど、それらの課題はカガーマンさんが中心になって、キーエンスさんやボッシュさんともどもワーキンググループをつくって課題を整理して進めるよう努力しているよ、ということが書いてあった。

なによりも著者のかたが何度も書いていたのはそれらを企業単位で努力しましょうというお話ではなくて、ドイツという国全体でこの考えを進めている点が日本とは違う、本気度が違うよ、ということ。ドイツは本気で標準化をする気で、さらにアメリカも規格化に向けて動いている。やっぱりITはアメリカが強いので、製造のつよみをもってリードしていくぞというドイツの気合が感じられる。

後半は日本は全然だめって話が多いけどそのあたりはわかりきっているので割愛。

ちょっとふるいけど全体像はわかった。あとカガーマンさんのお顔はこちらで拝見できます。



一冊目おわり。勢いに任せて書いているのでどんどん追加修正もしていきます。

・インダストリー4.0-ドイツ第4次産業革命が与えるインパクト

・無人化と労働の未来

・ものづくりの反撃

・インダストリーX.0 を今読んでます~。




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