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妹が私の母校を毛嫌いする理由。

妹は私の母校が大嫌いだ。卒業して十数年経つが、相変わらず大嫌いだ。
私の母校は最近、いろんな競技で部活動の活躍が目まぐるしく、スポーツニュースで名前を聞くことも多い。

私は、そんなに姉の母校が活躍するのが嫌いなのは何故なんだい?と思っていたが、そんなに嫌い?っていいながら身内ネタだと思って笑い合ってた。

ある日、お互いたまった仕事の愚痴を言い合いながら電話で話した。私たちは離れて暮らしているので、たまに電話で話す。

私は最近転職も考えていて、自己分析をしていた。

高校の時私は野球部のマネージャーをしていた。しかし、2年の時、主力選手で、チームの中でもよく話すような人から陰で、マネージャーなんていらないと言われているのを聞いてしまった。まじめだった私はそれをうのみにしてしまい、主力選手を応援できないマネージャーなんてチームにはいらない。自分が抜けることで別の選手が記録員としてベンチに入れることなどを考え、退部した。辞める理由をたくさん探した。中にはそれに気づいて引き留めてくれる選手もいたし、理由を聞こうとしてくれた指導者もいたが、話さなかった。

それでも私は野球という競技自体が好きで、大学でもめげずに野球部に入部した。

妹と電話で話していた時に、高校時代の話になり妹に突然「だから私は嫌いなんだよ、まなの母校が。」と言われた。

高校でこんなに嫌な思いをしたのに大学でもまたチャレンジするほど野球がすきなのに、まなに嫌な思いをさせたから、私はまなの母校が嫌いなんだよ。今まで言わなかったけどね。家族なんだから当然じゃん。と言われた。

そうだったの?全く知らなかったよ。ありがとう。そんな風に思ってくれてたの?なんか私泣けてきちゃったよ。

母校を毛嫌いするほど高校生のころの私が嫌いだったのかな?などと反対のことを思っていた。知らないところで、私のことを思って怒ってくれる人がいて、しかもそれが身近な存在で、幸せだった。

最後に妹に言われた。
なんかさ、いつもと違う話すると、明日事故とかに合うかもね。気をつけようね。

怖いこと言わんで~。明日は気を付けます。




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