人種差別について思うこと。②

#blacklivesmatter で人種差別について色々考えて、思い出したことがあったので記録。

皆さま、"クレイジーリッチ!" という映画をご存知でしょうか?
ネタバレは控えますが、シンガポールを舞台に、お金持ちのアジア人(中華系移民)の生活にフォーカスしたとてもハッピーなお話です。リピートしたくらい素敵な映画なので観たことのない方はこの機会に是非!笑
ハリウッドで、キャストの全員がアジア人という異例の試みで大きく話題になりました。これまで考えられもしなかったそう。
これがニュースになるくらいだから、黒人云々関係なく、黄色人種もまた何らかの形で今まで差別化されてきたのだ、と思わずにはいられませんでした。

実はこの映画、原題は
"Crazy Rich Asians" です。それならどうして邦題に "アジアン" という言葉が入らなかったのか。
日本人が、自分がアジア人であるという認識をあまり持っていないからでは?と思うのです。
どこぞのコラムでもそんな分析を見た気がするので、私なりの解釈を添えます。

政治的背景のせいもあるでしょうが、日本人は同じ東アジアである中国、韓国人と一緒にされることをあまり好みません。ひとつの例ですが、あくまで日本人は日本人、他とは違う!という考えが際立つ気がします。
肌の色での差別ほど極端ではないにしろ、人々のマインドによって、アジアという地域の中でも "差" があるのは確かで。
結論、日本人のこの作品への興味を引きつけるためにも、戦略だったのかな、と。

日本という島国は、大陸に比べれば民族の多様性に欠けるかもしれません。
人種に関わらず、得体の知れない言葉を話す人、自分たちと見た目の違う人を、怖い!と思ったことがある人は少なくないはず。最近はコンビニの店員さんにも外国人が増えて、徐々にそんなことも言っていられなくなると思うけれど、、

自分たちと何かが異なる人に対して、あからさまな差別をしなくてもどこか遠ざけてしまう。異国の地で気まずい思いをしたり、何か壁を感じたり。よく考えてみれば、一人一人の小さな意識がそんな空気を作る要因なのでは?と総じて思いました。
この世から差別がなくなるのは困難かもしれないけれど、少しずつでも考え方は変えていけるはず、、長くなったなあ。おやすみなさい。

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