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南治一徳さんに聞く「僕らはこうやってゲームを作ってきた」(02)

毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。


ゲーム開発会社・株式会社ビサイドの南治一徳さんとの対談は2回目に入る。

筆者(西田)と南治さんの共通項として、1990年代は同じ「X68000」というシャープ製のPCを使っていた、ということがある。ゲーム業界やモバイル業界、プレスの中にはなぜかこのPCのユーザーが妙に多く、ちょっと異常とも言える偏りがある。

そんな昔話から、ついに南治さんがゲーム業界に足を踏み入れていくきっかけについて聞いてみた。(全5回予定)


■PC初期に「CGでアニメを作る」意外な方法

西田:シャープの当時の事情、正確には知らないですけど、シャープにしろ富士通にしろ、バブルで当時お金もあった、というのもあるでしょうけど、わりと地道に、いろんなところに自分達が作ったパソコンでイベントを開催し、単純に「ゲームができますよ」とかじゃなくて「◯◯ができますよ」という、クリエイティビティの部分をプロモーションしていて。それはやっぱりいろんな影響を与えてるんだな、と思うと、面白いですね。

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