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西田の論壇:Pixel 6の「日本語書き起こし」で仕事環境はどう変わったのか

知財、IT産業、ネット、放送にまつわる問題や社会現象を分析、考察していきます。


Pixel 6が出て以降、「音声からの日本語自動書き起こしがすごい」ということで話題になっている。

確かにすごいのだ。筆者も発売以降、取材で実際に使っているし、note版マガジンでは毎週金曜に掲載している音声コンテンツ「今週の壁打ち」の文字書き起こし部分を作るのにも使っている。とても便利だと思う。

一方で、日々使っていると課題も限界も見えてくるものだ。

筆者は過去から色々な「音声書き起こし」サービスを仕事で使っているし、取材メモでも「タイプやペンの手書きと音」の同時記録にこだわってきた。その視点で考えていくと、実際にはどう使えばいいのかが見えてきた。

今回は「日本語音声書き起こしを仕事に使う」という点について、現状を考えてみたい。

■Pixelの「レコーダーによる音声書き起こし」は仕事に使える

まず、話題の「Pixelによる音声書き起こし」からいこう。冒頭にも挙げたように、とても便利なものだ。Pixel 6の場合、オンデバイスAIを使ってほぼリアルタイムに、通信の有無に依存することなく書き起こしをしてくれる。

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