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まつもとあつしさんと語る「アニメの今」(05)

毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。


敬和学園大学人文学部准教授・専修大学講師でアニメを中心としたコンテンツに関わるジャーナリスト・プロデューサーである、まつもとあつしさんとの対談5回目をお送りする。

アメリカにおいてCrunchyrollが大きな役割をしめ、「ディスクを持っていないファンにとってのアーカイブ」化しつつある。ではそこに、たの映像配信事業者はどう絡んでくるのだろうか? 日本での注目はAmazonだ。

さらに、視聴スタイルの変化はどうなっていくのか? そうした部分を語り合った。(全6回予定)


■「アーカイブが流れる場」としてのAmazon

まつもと:ただもちろん、Crunchyrollがあったからといって、課題がないわけじゃないんですけど。

ソニーが主導するプラットフォームなので、他の会社さんとの取引って、どれぐらいうまく(公平に)できるのかな、というところなんですよね。そこはけっこういろんな方が指摘してます。

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