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南治一徳さんに聞く「僕らはこうやってゲームを作ってきた」(06)

毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。


ゲーム開発会社・株式会社ビサイドの南治一徳さんとの対談は今回で最終回。

今回は、ビサイドの看板タイトルである『どこでもいっしょ』の、トロをはじめとしたキャラクタービジネスと、インディ開発の話を最後に聞いてみた。「変わったゲーム」「変なゲーム」が、1990年代から2000年代前半に多数出た時期もある。ああした市場は、現在インディーゲームの世界に移行しているが、そこは今後どうなるのか? その辺も含めて聞いている。(全6回)


■インディー開発には何人必要?

西田:なるほど。今のインディータイトルの開発のリソース、人員とかも含めたリソースって、昔のゲーム作りでいうと、いつぐらいの時期と同じぐらいだと思ってますか。

南治:ああー……そうですね……。人員の数だけ言うと、ええとね、PS1ぐらいですよ。PS2ほどはかけてないですね。PS1ってたぶん多くても十数人で作れてたので。あ、まあ、タイトルによりますけどね。FFとかは100人超えてるので。

西田:それはまあ、AAAなので。

南治:うちのタイトルだと、PS1の時は20人以下で作っていたので。うちの規模って今、内部のスタッフで80人ちょっといるんですけれど、それでたとえば80人全員がインディータイトルを作ると、まあ会社が爆死するので。はははは(笑)。

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