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今考えるこれからの目標💭┃1年目日記🐣1

外部への発表資料作成のために、自分の今後の展望を考えることがありました。

この先どんな訪問看護師になりたいのか?

ステーションには、憧れの先輩がたくさんいます。
傾聴のプロ、ケアが美しすぎる先輩、コミュ力高すぎる先輩、物腰柔らかだけど、できていないところは指摘してくださる先輩、怒ってくれる、でも認めてもくれる先輩、新卒からリーダーになってバリバリ仕事をこなす先輩、マインドがかっこよすぎる先輩・・・挙げればキリがありません笑
本当にいい環境にいさせていただいて、感謝感謝です🙏

先輩と同じようにはなれない

ようやく最近、
この素敵すぎる先輩方と同じようにはなれないし、なる必要もないんだ!
と思えるようになりました。

いろんな先輩の同行訪問をさせていただくと、先輩によって訪問の空気感が全然違うこと、それによって利用者さんが見せる顔も違うことに気づきます。

だから、先輩と全く同じようにする必要なんてなくて、それぞれの先輩のいいとこ取りをしながら、自分のスタイルや空気感を作れたらいいのかなーと思ったりしています。まだまだ難しいです。

人としての関わりを大切にし続けられる人に

少し話が逸れましたが、
どんな訪問看護師になりたいのか、と考えてみたときに思いついたのはこれでした。

看護師である前に、1人の人間として目の前の利用者さんと関わりたい。
そして、経験を積んで年数が増えても、その姿勢をずっと大事に“し続けたい”。

例えば、手を止めて話を聴くこと、苦しそうなときに肩をさすってみること、手を握ってここにいると伝えること。

限られた訪問時間で他に優先順位が高いケアがたくさんあると、その時間を確保することすら難しいことも多々あります。

でも、利用者さんの痛みや不安が強いときに、ケアの中ででも手を握ると、強く握り返してくださることがあります。
どういう意味で握り返してるのかはわかりません。ただそこに握れるもの(手)があったから、つかんでみただけかもしれない。

それでも、それが、わずかでも利用者さんの安楽に繋がっているのではないかと思っています。

いくら死期が近くても、苦しそうでも私たちが24時間ずっと側にいることはできません。
だからこそ、その訪問を少しでもよい時間にするために自分にできることはできるだけやりたいというのが私の気持ちです。

もちろん、そのために訪問時間が延長することは避けなければならないし、サービス提供者とサービス利用者として超えてはいけない一線もあります。

でも、やっぱり私は看護師ー患者の前に、可能な範囲で人間ー人間としての関わりを大切にし続けられる人でありたいと思います。

人の感性・親にしてほしいこと

初めての新卒説明会でこの話をした次の日、その説明会の場にいた上の方のお1人と少しお話しました。

その中で、
「私たちが当然のようにやっていることって、他の人からすれば結構変なことで、そういう感性をずっと忘れないでいたいよね。」
「自分の親にしてほしいことがしたいね。」
という話をしてくださいました。(意訳&ニュアンス)

※ここから、お食事中の方お気をつけください⚠️

そのときに教えていただいたことですが、例えば、
訪問に限らず、看護師がお通じのケアを行うことはよくあると思います。

でも、他人に浣腸すること、摘便すること、陰洗することって、「看護師」という立場だから許されていることでもあって、
他人にそういうことをするのは、よくよく考えてみると普通ではない。
ただ、看護師はそれがあたりまえになってしまっている。

だから、それが普通じゃないことだ!と思える感性を忘れないでいたい、いてほしいというお話でした。

私も看護師として働き始めて1年近くになって、訪問先で排泄ケアをすることになんの違和感も持たなくなっていました。

でも、たぶん看護学生になって初めての練習のときには、今とは違う感情があったはずで、
練習で慣れて、実際にやってもっと慣れて、いつの間にか学生のときの気持ちは忘れて、それが「普通」になってしまっているんだと思います。

そして、それをされる利用者さん側も、少なからず「恥ずかしい」「申し訳ない」という気持ちがあります。
だからこそ、今自分がやっていることは普通じゃないということをちゃんと意識して、その苦痛を少しでも和らげられるように、できることはやりたいし、そこでも人としての配慮ができる人でありたいです。

もう1つ、自分が利用者さんの子どもだったら、看護師にどのように関わってほしいか。
もし、タメ口で話されていたり、雑なケアをされていたり、子ども扱いされていたら...

これを聞いた日に、早速意識してケアに臨みました。
今までより、心を込めて1つ1つの行動を大切に丁寧にできた気がしました。

私は時間に追われると、ケアが雑になってしまうことが多いです。
でも、やっぱりこれは私の中で絶対大切にし続けたいと思っています。


全部まとめたら、多くなりそうですが、
1年目の終わりがけに考える私のこれからの目標は、

◎看護師である前に、1人の人間として目の前の利用者さんと関わり続けること。人としての感性を忘れないこと。
◎自分の親にしてほしいケアを実践していくこと。

何をもって達成というのか、甚だ疑問ですが、
自分のマインドとしてもっておければいいなーと思います🐣

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