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オーガニックでチルな都会のオアシスへ [東京 池袋]

12月にしては珍しく暖かな日、私は会議の帰り道、池袋を歩いていた。

池袋は私にとってなじみのない街だ。もともと山手線の東側の住民なので、新宿、池袋、渋谷といった西側の街は電車の乗り換えと人との待ち合わせぐらいしか縁がなかった。

中でも池袋はこれまで数度人と待ち合わせたのと、レアな本を探しにジュンク堂の本店に行くぐらいしか用のない街だ。そんなこともあって私は池袋にはあまりいいイメージがない。元々立ち寄らない上に、ドラマで見たウエストゲート的なコワいイメージ。

しかし、今池袋は変わろうとしているらしい。

ちょうど仕事の帰り道、池袋の東口を通ることになった。

駅前の雑踏を抜け、歩くこと5分ほど、最近できたハレザ池袋が見えてくる。1,300席の大型ホールに、サブカルの拠点もできたそう。いろんな意味での「芸術」の拠点になりそうだ。

もう少し足を延ばして、そこから南へ5分ほど。大きな通りを渡ると、目の前に大きな公園が見えてきた。少し前に話題になった南池袋公園だ。

訪れたのはちょうど夕方4時ごろ。 大都会のど真ん中に大きな原っぱ、そのまわりには冬の日差しを浴びながら思い思いに過ごす人たちの姿。 本当にここは日本なのかと一瞬目を疑った。

街の変化は、建物や景観の変化だけではない。その裏には目に見えない人のドラマがあるものだ。

池袋を有する豊島区も実は何年か前、都心にもかかわらず「消滅可能性都市」として名前があがったところだった。きっと、街の人たちは、危機感と街をなんとかしなければという思いでいろいろと試行錯誤されたのだろう。

コワい繁華街から、オーガニックでチルな都会のオアシスへ。ちなみに、最近サウナーの間では池袋に新しくできたサウナが話題だそうだ。

池袋、今度はのんびり癒されにこよう。

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