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往復運賃14円で行く福岡旅行【芋頭monkeyの一人旅】

クソアフィみたいな題名になりました。
ここから「芋頭monkeyの現在は?彼氏は?年収は!?徹底的に調べてみました!」と始めて、いらすとや外国人フリー写真で埋め尽くしてから「いかがでしたか!?」で〆れば完璧です。

でもアフィじゃないんですこれが。嘘でもなければ広告料なんてもらってません。

14円の領収書

本当に東京発福岡着の往復運賃14円で一泊二日の小旅行をしてきました。

しかも長時間ぎゅうぎゅう詰めの深夜バスではなく、飛行機です。LCCですけど。
というか、あのキング・オブ・深夜バスであるはかた号さん[参照:水曜どうでしょうサイコロ5]でさえ12月は片道1万円を超えますから往復14円は不可能です。

とにかく、論より証拠。実際の領収書をお見せしましょう。

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運賃が14円になっているのがお分かり頂けると思います。
カードの支払い手数料などを合計しても2000円以下で成田空港から福岡空港までの往復ができました。

いかにLCCといえど、普通はどう頑張っても往復10000円は超えますし、JALやANAなら25000円は固いでしょう。

ではいかにして僕は往復14円という蒲焼さん太郎価格で九州まで飛んだのか、それはJetstarの7周年記念セールで数少ないキャンペーン座席を勝ち取ったからです。

「なんだ運が良かっただけかよ」と思ったそこのあなた、実はこれ、抽選ではなく先着順なんです。

もちろん限定数百席ですし、販売開始数分で売り切れます。しかし、コツさえつかめばかなり勝率は上がります。僕もいままで何度かJetstarのセールを勝ち取ってきました。年明けには大阪に片道90円で飛んできます。
そのコツはnoteの終わりの方にあるのでそこをご覧ください。

「なんだもう終わったことかよ」と思ったそこのあなた、実はこれ、ちょくちょくやってるんです。

周年セールが一番強烈ですが、Super Star Saleはかなりの頻度で開催されています。片道672円の冷やし中華価格に挑戦セールといったユーモアあふれる季節物のセールもあります。
もちろん8周年セールにも期待できるでしょう。まあその時は往復16円に2円値上げしてるでしょうけど。2円です、何分かエアコン我慢すればチャラ。

とにかく、これだけ交通費を抑えることができれば僕のような庶民でも旅行先でプチ贅沢できちゃいます。

それでは、久しぶりに芋頭monkeyの旅行記をご覧ください。

シンプルな空の旅

出発地は悪名高き成田空港第3旅客ターミナルです。
なぜ悪名高いかというと、ここがLCC専用ターミナルだからです。
駅から遠いし、富裕層からすれば貧乏人の集まるプレハブ小屋に見えるかもしれません。

でも僕はここもなんだかんだ好きです。
たしかに見た目はコストコみたいだし全てが簡素で質素ですが、よくいえばごちゃごちゃしてないということです。
どこでチェックインしてどこで検査を受けてどこで搭乗するのか丸わかりなので迷いようがありません。

電車の駅からは遠いですが、僕はバスでいつも来るのであまり関係ありません。
東京駅から1000円で第3旅客ターミナルまで送ってもらえます。電車より安いし爆睡できるのでオススメです。

LCCは「危ないけど安い」のではなく「何もないから安い」といえると思います。

Jetstarはオンラインチェックインをしておけば空港到着後即、保安検査に進めます。
航空券もスマホで表示できて楽です。

掲示板を見ると、今回搭乗する便が15分遅延していました。
LCCに慣れてくるとこのくらい可愛いもんです。1時間くらいの遅延はザラにあります。
別に遅延しても何もフォローはありません。そこら辺がコストカットなんですかね。

フライト中に飲み物などの提供はありません。飲み食いしたければ機内で買うか、持ち込みましょう。ただし持ち込んだアルコールは機内で飲めません。

座席も普通の座席です。14円だからってゴザとかじゃないですよ。

2時間弱のフライトで福岡空港に着陸です。

1日目

福岡空港は街の中心部まで10分くらいでアクセスできる珍しい空港でした。

予約済みのお昼ご飯を食べに行きます。航空券が安かった分ちょっと贅沢なランチにしました。

訪れたのは中洲川端駅からほど近い「博多水炊き とり田 博多本店」です。

名物の水炊きをいただきます。
お昼時限定でお昼の水炊きセットが3200円で食べられます。
レモンサワーも注文しました。サッパリとした美味しいお酒を昼から飲めて幸せです。

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肉味噌の上に半熟卵がのった、とり田たまごをいただいていると水炊きが準備されていきます。
ここでは水炊きの準備から取り分けまで全部店員さんがやってくれます。

まずはスープをいただきます。
うまか〜
薬味の柚子胡椒をいれてみます。
うまか〜〜
続いてネギと鶏肉をいただきます。
うまか〜〜〜
砂肝入りのつみれ、キャベツ、人参、えのき、葛切り、豆腐も出来上がりました。
うまか〜〜〜〜(言いたいだけ)

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全部美味しいのはもちろん、面白いことに段階ごとに味が変わっていきました。
野菜や肉の溶けだした旨味が鍋に自然と味変を起こしているんです。
ちなみにキャベツと人参はおかわりできるので食いしん坊にも嬉しい。
シメは雑炊をいただいて最高のランチタイムを過ごしました。

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荷物が重たいのでチェックインを済ませます。
今回お世話になったお宿は「ホテルビスタ福岡」です。

ここにした理由は僕の宿泊するわずか1週間前にオープンしており、記念価格でおトクに泊まれたからです。
中洲のど真ん中で出来立てのホテルに安く泊まれる、運がいいです。

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お部屋も綺麗ですが、大浴場があることが何より嬉しかったです。
荷ほどきもそこそこにすぐ癒されに行ってきました。

さて、このホテルに泊まった理由はもう一つあります。
それは中洲の屋台街にとても近いということです。
つまり屋台街をはしごして酔っ払ったらすぐに寝れるということです。最高ですたい。

キャナルシティ博多にほど近い川沿いに屋台が何軒も並んでいました。
平日の夜でしたが賑わっています。

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「にいちゃん、席空いてるよ!」の声に誘われて一軒目です。
寒くても一杯目は冷えたビールが旨い、そして温かい博多名物のもつ鍋がよく合います。

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屋台で飲むとなんだか昭和を感じます。平成生まれですけど。でもこの屋台には令和が訪れていました。
なんとQRコード決済に対応していたのです。大陸にほど近い福岡県にはQRコード決済に慣れ親しんだ方々も多く来るのでしょう。
せっかくなので楽天ペイでお支払いして二軒目へ。

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今度は博多ラーメン熱燗です。どちらも冬の屋台でホカホカと湯気をあげています。
さすがに全店がQRコード決済に対応しているわけではなかったので現金決済をしてホテルへ戻ることにしました。

まだ飲み足りませんが、屋台街は十分に堪能したし寒かったのであとはホテルでゆっくり飲むことにしました。

ドンキホーテで適当にお酒やおつまみを買って帰ります。
帰り道すがらの夜の中洲はなんというか、やっぱりすごかったですね。福岡事変って感じ。
アンダーグラウンド感溢れる歌舞伎町とは異なり、どちらかというとすすきのに近いようなオープンさを感じます。北の歓楽街と南の歓楽街に共通点があるとは。
無料案内所がコンビニよりたくさんありました。あれってどういう収益で成り立ってるんですかね。

気のおけない友人と夜遊び!ならまだわかりますが一人旅でそれをやると虚しさで那珂川に飛び込む気がしたので大人しく帰りました。

一人旅の一人部屋は全てが自由で好きです。酒を飲み、好きな音楽や動画を流して、シャワーを浴びて爆睡です。

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2日目

チェックアウトして向かったのは「元祖長浜屋」です。ここでブランチをいただきます。長浜ラーメンは昨晩食べた博多ラーメンとは厳密にいうと別物らしいです。

元祖長浜屋といえば、福岡一回転の早いラーメン屋として細かすぎて伝わらないモノマネ選手権で博多華丸がネタにしていたところです。

ネタの通り注文後即出てきました。

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そしてネタの通り、カタイタマ云々と呪文が飛び交っています。聖地巡礼。
味は少し薄めで、濃い味が好みの健康不良児の僕的にはアレでしたが、好きな人が多いのもわかります。

次は福岡城跡へと向かいました。天守閣は残ってません。というか天守閣が存在したかすら諸説ありらしいです。
でも本丸跡から見える福岡の景色は良かったです。

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続いて福岡タワーへ向かいます。
途中でヤフオク!ドームを発見。こいつがペイペイドームに変わるのか。

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福岡タワーは面白い形をしてました。

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その裏にはシーサイドももち海浜公園がありました。平日の昼間だったのでガラガラでしたが波の音が静かに響いていて良かったです。

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最後に訪れたのは太宰府天満宮です。
太宰府表参道にはたくさんのお店が並んでいて、これぞ観光地といった感じ。
スタバも面白い形をしていました。

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太宰府天満宮といえば令和にゆかりの場でもあり、学問の神様菅原道真公が祀られているところでもあります。
現実逃避で放置してきた卒論の成功を祈っておきました。
noteなんて書いてる場合じゃなかと。

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太宰府からは「旅人」という高速バスで福岡空港へ行けます。乗り換えもなくて楽です。

福岡空港では明月堂の博多通りもんやふくやの明太子など、お土産を買いました。
ふくやは博多華丸が主演をつとめた「めんたいぴりり」のモデルとなったお店です。また聖地巡礼。
この旅行中もずっと主題歌の夢を抱きし者たちへをヘビロテしていました。本当にいい曲なのでぜひ聴いてみてください。

福岡最後の食事は天神のサラリーマンのソウルフード、ビーフバター焼きにしました。

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パスタがご飯のおかずになるのかと半信半疑でしたが、白米が進むこと進むこと。
福岡県には美食しかないんでしょうか。

Jetstarにしては珍しく遅延もなく飛行機も飛び、成田空港に帰ってきました。

Jetstarセールのコツ

クリック戦争の前にいつセールが開催されているかをいかに知るかが大切です。

なぜなら開始数分で売り切れるからです。セール開始後に知ってももう遅いんです。

情報を逃さないために僕はこのTwitterアカウントをフォローしています。別に僕とは何の関係もないアカウントです。

Jetstarのみならず色々なLCCのセール情報が発信されています。
大抵こういうセールはゲリラ的に発表されるので、ツイートを見て、お目当ての航空券がセール対象で、なおかつセール開始時刻にフリーでいられる場合に参戦を決めましょう。

まだセール開始までにやることはあります。セールが始まってから「何日にどこに行こうかな」なんてやってたらまず無理です。

セール情報をよく確認し、Jetstarの時刻表や自分のスケジュールと照らし合わせて、何日の何時にどこに行く航空券を狙うかを予め決めておきましょう。
セールによっては曜日指定がされていたり、対象外の便があったりします。そこも要チェックです。

ここで気を抜かず、さらに準備を重ねて勝率を上げにかかりましょう。

セール開始時はアクセスが集中してスマホでテキトーにやってるとだいたい繋がりません。
開始時にはお手持ちのスマホとPCをフル活用することをオススメします。

僕はいつもパソコンとスマホの二刀流で戦いに挑みます。この前、パソコン2台とスマホとタブレットの四刀流に挑戦したこともあります。ゾロもビックリ。

また、通信は4GよりWiFiをオススメします。だいたい4GよりWiFiの方が通信速度が早いことが多いですからね。

さらに、パソコンならJetstarのサイトで、スマホならJetstarのアプリで、あらかじめログインした状態で待機しましょう。これにより少し工程を短縮できます。

あとはセールのページからフライト検索のボタンを押す直前でセール開始時刻を待つのみです。

戦いが始まります。ここからは瞬発力がモノをいいます。

セール開始の時刻になったらすぐに検索ボタンを押します。
ここでアクセスできなくても諦めないでください。もう一度セールのページからやり直しましょう。ワンチャンあります。

1つでもスマホやPCでアクセスできたらそちらに集中しましょう。
便の選択や荷物預け入れの有無や各種情報を打ち込むページなどが続きますが出来る限り最速でこなしてください。タイピング&フリック入力スピードに全てを賭けます。

決済が完了すれば、おめでとうございます、セールを勝ち抜けたということになります。
残念ながら決済まで辿り着けないまま、売り切れた場合はまた次回に期待しましょう。

この方法での僕の勝率は2/3くらいといったところでしょうか。
もっといいやり方があればぜひ教えていただきたいです。

おわりに

先着順セール、弾丸旅行、好きなものだけ食う、好きなとこだけ行く。
全て一人旅じゃないと難しいことです。

旅行は大人数の方が楽しいことは間違いないでしょう。友人との卒業旅行が楽しみで仕方ありません。
でも自分のやりたい放題をしながら、自分のことだけを考える時間もなかなか悪くないです。

そのやりたい放題にいつもよりお金をかけられるようにするためにも、LCCのセールを使ってみるのもいいかもしれません。

よろしければサルにバナナをくれてやってください。