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メガネをなくした話

まさに「掲題の件につきまして」である。

メガネを買った、あの日

生まれて初めてメガネを買ったのは私が中学1年のとき。
右眼0.2/左眼1.0という絶妙な左右差で、実際見えないというわけではなかったものの、遠近感に大変な課題がありました。
当時部活動として野球をやっていましたが、妙にボールが捕れない――なんなら顔面にボールがぶつかる頻度が突然増えたことを思い出します。
北海道内でも指折りの田舎に暮らしていたせいもあり、年に数回道内の大手メガネ店が地元の農協(A-COOP)に出張してきてくれたりしたのですが、そのタイミングで遂にメガネを手にすることになったのでした。自主性皆無な私なので、親が見繕った銀色のメガネを手にしました。今思えば、あれが人生で一番いいメガネだったかもしれません。
※トップの画像はそのころの筆者であります

メガネを無くした、あの日

その後、いくつかのメガネと出会うことになりました。(余談ですが、いくつかの●●って"some ●●●"の英文訳みたいでキモいな)
それはそうと、大学時代していたアルバイトの帰りに自転車をこいでいると突然の土砂降りに遭遇しました。メガネをしたままだと水滴で何も見えなくなる、前述の通りメガネをしなくても見えるには見える(遠近感に課題あり)、という状況を踏まえ「あぁとりあえず裸眼でチャリ漕ぐか」と思い、メガネをジャケットのポケットにそっとしまいました。
土砂降りからの激チャ(=激しく自転車を漕ぐこと)30分、自宅に戻るころにはでろんでろんになった私でしたが、ポケットの中にそっとしまったメガネが無いことに気づきました。
…あれ?
…メガネなくね…?
…えぇ…?
その時期はコンタクトレンズや昔のメガネで何とか乗り切りましたが、それ以上に「なんでメガネを無くすのか」というショボい事実にしょんぼりしていたことを思い出します。
以降、メガネはポケットに入れない(それはそう)などの対策を徹底し、メガネをなくすことはなくなりました。20年くらい。

歴史は…

残念なことに歴史は繰り返されます。
数ヶ月前、プライベートで北海道(よく行く札幌周辺ではない地域)に行ってきました。それは大変楽しいイベントでした。

それは楽しいイベント

普段からコンタクトレンズ(1day)を常用し、予備は鞄に入れているのですが、一方でメガネも鞄に入れています。(寝床では基本的にメガネをかけるので、メガネは持ち歩くようにしています)
で、北海道から東京の自宅に戻り鞄を漁ると
…あれ?
…メガネなくね…?
…えぇ…?
となったのです。
いや、本当にこれは謎。なくす理由がない。荷物整理したときにどっかにやった??
謎。
最終的に「私はメガネを北海道のどこかに寄付した」と言い聞かせてなんとかやりすごすことにしました。

またメガネを買った

メガネを北海道に寄付、もしくは北海道へ永久レンタルしてきた私ですが、代わりのメガネを買うことにしました。
あまり気にしてなかったのですが、色味は全然違うものの人生で初めて農協で買ったあのメガネのようなフレームで、なんか30年近く経って突然あの時代に戻った気持ちにちょっとだけなりました。
フレームは当時のフォルム、一方でかける人はすっかりおじさん(しかも樽のような)になってしまいました。
時の流れは残酷です。

結論

メガネはちゃんと管理しようね

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