ぼくのお日さま〜とてもアナログな絶望と希望
何かをひたむきにがんばったり、たまたま見出されたりしたことはないが、なんだかんだと応援したりバックしたり育てたりしたことはあったと自負する反面、つぶされたと言わば言えと居直る場合もそれなりにあった
親ヅラとか指導者ヅラをしたりよかれと思ってこころを鬼にしたり、相手のために親身になるスタンスは必ずしも正しくなかったし、明らかに間違いや錯覚だったのかもしれない
他人とどう関わってよいものかわからなくなりかけていたころ、いい塩梅にコロナが流行り、関わらなくてよい人と関わらずに済む、ある面気楽に世間を狭めるうち、敬遠する人々に取り囲まれ、居場所から追い出されるよな感覚だった
この作品は映像としての純度も人間関係の純度も高い気がした
言ってしまえばハシカのような三角関係であり、誰にも罪はない
ケガレのない心を描き、野暮な説明は一切しない
自分が他者にしたこと、されたことを知ってあれこれ振り返っていた