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青色インクのペン

一言に青色と言っても、いろいろあります。明るいブルーの青色やブルーブラックの青色もあります。 好んで使っているのは、ぺんてる『プラマン』です。ペン先の細さもいいし、文字を書くときの弾力もいいです。インクの出もよく、青色インクもいいブルーです。他にもパイロット『なめらか油性ボールペン アクロボール』の0.7mmの青も好きです。書きやすく、青色インクの発色がいいです。万年筆を使うのも好きです。手帳M365は万年筆を使って書くことも想定して、筆記特性のいい紙を選んでいます。
万年筆と青色インクの話しです。万年筆はボールペンやプラマンのように気軽には使えません。万年筆を使うには、先ずペンの軸にインクを補充します。インクのボトルからインクを万年筆に吸い込ませます。インクで手が汚れるかもしれないとおそるおそる作業します。このちょっとドキドキした面倒な作業がいいところです。注意して指先を使うので脳にいいかもしれません。このように、万年筆の軸にはポンプが組み込まれています。ポンプ式の万年筆の方がいろいろな色インクが選べます。それに、ちょっとした精密機械のようで職人が使う道具のようです。万年筆は男が本気で使う道具の一つではないでしょうか。男が本気で使う道具には必ず行きつけのショップ(お店)があります。ショップに行って道具をメンテナンスしたり、オーナーや店員さんと話して新しい情報を知ったりするのも、万年筆を使うことの一つの理由です。

東京・JR御茶ノ水駅を降りて皇居の方に向かう坂道を下って行くと靖国通りと交差します。駿河台下の交差点です。角に三省堂書店があり、右に曲がると世界的に有名な古本屋街があります。古本街と通りを挟んで反対側に、万年筆専門店の『金ペン堂』があります。お店は1坪という小ささですが、お店の3方向の壁に万年筆が並べられています。金ペン堂は不思議なオーラを放っています。昔から多くの作家さん御用達のお店ということがうなずけます。万年筆は自分専用の道具です。ペン先を自分の書き癖に合わせて調整をすると、字を書くのが楽しくなります。金ペン堂で万年筆を買うとペン先を自分専用に調整してくれます。自分の万年筆の面倒を見てくれる専門店です。

インクの話です。20年前、私が金ペン堂さんで万年筆を買ったときのブルーブラックインクのおすすめは『ウォーターマンのブルーブラック』でした。ちなみに黒インクはモンブランでした。代替わりした金ペン堂のオーナーに最新のおすすめインクをききました。青系の色は、日本製より外国製のインクの方が発色がいいです。やっぱり青色の歴史が違うし原料も違うのでしょう。今の青色インクのおすすめは「モンブラン・ロイヤルブルー」「ペリカン 4001・ロイヤルブルー」他にも書いてみたい青色インクを見つけました。「ペリカン 4001・ターコイズ」「ペリカン・エーデルシュタイン・トパーズ」です。そして、今の私のお気に入りの青インクは「パイロット・色彩雫(いろしずく)シリーズ・紺碧」の青色です。さあ、使うシーンを想像して、どの万年筆にどのインクを入れて使うかも楽しみです。

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