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直感的な使いかたには手帳が強さを発揮します

スマートフォンの普及率は85%といわれる状況で紙の手帳を持つメリットは本当にあるのでしょうか。さすがにわたしのようにスマホに飽き足らず、紙の手帳まで作ってしまおうなどというかわりものはなかなかいないでしょうけど、紙の手帳とスマホやパソコンによるスケジュール管理を併用している人たちはまだまだ多いようです。

仕事で忙しいからあえて紙の手帳は持たないという人も少なくないでしょうが、かつてビジネスマンのステータスでもあった手帳ですから、ファッションとして持っている人もまだまだ多いでしょう。持たないといけないものと認識されているわけです。

普段アプリで管理している人々にとって、わざわざ紙の手帳にスケジュールを転記するのは面倒なことですし、会社でGoogleカレンダーを使っていれば、同僚たちや部下のスケジュールも共有しておたがいに把握できますから、ダブルブッキングを防ぐのに便利ですし、リアルタイムのスケジュール変更にも対応できるわけです。

短期的なことや分単位の具体的で細かいスケジュール管理に強さを見せるのがデジタルです。目先の目標だけでなく、中長期的な戦略や抽象的な将来像を具体化するにはまだまだ紙の手帳というアナログなツールは強さを発揮します。ひとつひとつ具体的に処理していくアプリはメモや全体像を俯瞰的に把握するのにはまったく向きません。直感的な使いかたをするのにアナログは本当に便利なわけです。

例えば、予定どおりに作業がすすまなかったときに、手書きの矢印を書き込めば簡単に変えることが可能です。もちろん、あの赤壁の戦いのように大量の矢が飛び交った場合スケジュールの把握は困難になりますが、そんな状況であればすでにスケジュールは崩壊しているわけで、仮にアプリであっても役には立ちません。

スケジュールと人生の設計、加えて仕事とプライベートなど性格の異なるものをごちゃまぜに書くにも、紙の手帳は融通が利いて非常に便利です。

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