見出し画像

マンダラから「M9ノート」へ

【高畑】この手帳を作るに至った経緯を教えて

【中島】
 当社コンピュータリブは1998年からホームページの作成を行っている会社です 。普段はお客さんごとに一つずつ違うものを制作して納めるのが仕事なのですが、一つの物を作っていろんな方にサービスする事業をやりたいと思って、2018年前、20周年の時にクラウドファンディングでノート作りを始めたんです。

 それがこの「M9notes」というものです。実は私はそれ以前からマンダラをベースにした、この3×3マスのノートにハマってまして。これはクローバ経営研究所の松村寧雄先生という方が発案したものなんですが……

【高畑】あー、知ってます。使ったことあります。

画像1

【中島】
 私、社会人になってからその3×3マスのフォーマットに一目惚れしてこの手帳を使ってるんです。それをずっとこうやって使っています。要は9マスで考えるというものでして、とてもいいんですよ。例えばこれは10年以上昔に書いたページですけれども10年も前のことでもパッと開いて見るとすぐその時のことが頭に再現されるんですね。これはこれでとてもいいんですけれども……

【高畑】不満もあった?

【中島】
 使ってみていろいろと考えていくと、この手帳はちょっと縦長で、胸ポケットに入れるとサイズ的に少しはみ出してしまうんです。これをぴったりにしたかった。それとですね、このマンダラがどうしてアイデアを出したり問題解決するときに便利かというと、右脳がね、どこかしら違う脳が働いてるんじゃないかと思っているんですよ。

 松村先生は2017年に亡くなったんですが、私は先生のセミナーにもずっと通っていたし、亡くなる前は先生の書き物のお手伝いをさせていただいたりもしてましたが、先生は右脳という言葉は使わなかったんですね。たぶん確かじゃないことなので。それと先生の手帳はマスが正方形じゃないんですね。そして書く順番とかいろんなことが決められているんですね。それはもちろん松村先生のやり方なので、それがいい所なんですけれども、私としては、もっと自由に、正方形にすれば縦でも横でもどちら向きにでも書けますし、どうやって書いてもいいじゃないかと、色々考えまして、これを「M9notes」という形で製品にしたんですね。

 見開きで使うということで片方は3×3の正方形で、もう片方は方眼になっています。それとこのページには文字が一切書かれていないんですね。

【高畑】なるほど。確かに使い方が広がりそうですね。

【中島】
 この試作品を作ったときに、どれだけの人が興味があるのか、まずはクラウドファンディングで試してみたんです。ホームページを作るメンバーだけではできないので、いろんな分野で協力していただける人たちに集まってもらって、その中には今日来ていただいている秦さんもいたんですけど。試作品を作ったら意外に、私の予想よりは多く支援が集まりまして、ナカバヤシさんも「じゃあうちで作りましょう」ということで、このノートができたわけですね。このノートができたのが2019年の2月ですね。


画像2

この記事は、そのスケジュール帳について知って欲しいと連絡をして、文具王・高畑正幸が開発元を訪ねて作成した記事をリライトして作成しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?