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如来と菩薩

「おん あぼきゃ ぺいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」という光明真言(こうみょうしんごん)があります。これを唱えれば、抱えている厄介ごとが、全て開放されるとありました。これまで、私は「宗教は信じることによって救われる」と認識していました。仏教もそういうものだと思っていました。研究を進めると、光明真言の呪文の中に「全ての人間が幸せに人生を送るためのノウハウが組み込まれている」ことを発見しました。仏教には人間が幸せになる論理体系があります。これが仏教の基本であると私はわかりました。私たち人間は、8万4千(はちまんしせん)の菩薩(ぼさつ=救済者)に守られています。困りごとがあると、その困りごとを悟った菩薩を呼び出して、救済を受ける仕組みになっています。全ての菩薩を呼び出す呪文が「おん あぼきゃ」ではじまる36文字の光明真言です。それを唱えれば、あなたが今抱えている厄介な問題は、たちどころに救済されます。困ったときに「おん あぼきゃ」の36文字を唱えることは難しいです。そこで、全ての菩薩の頂点に君臨する「大日如来」を呼び出す呪文「アビラウンキャン」を唱えると、全ての菩薩が救済してくれます。しかし、緊急時は、その「アビラウンキャン」も言えません。そんな時は、「あ」と唱えれば、今あなたが抱えている厄介ごとは解消します。みなさん、とっさに「あっ」と言うでしょう。「あ」と言ったその時、あなたのところに8万4千の菩薩が救済に来てくれているのです。もしその時、「うん」と言って
いたら、あなたはこの文章を読んではいないでしょう。

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