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「言行一致」まさにスケジューリング

知識と智恵

知識や教養がどれほどあっても、それは単なる情報量にすぎません。どれだけ多くのことを知っていても知識は正しく使いこなすことができなければ振り回されてしまいます。何事にも関心を持ち、より深く学ぼうとする心がなければ、役に立たない情報にすぎません。そのために必要なのが智恵です。頭の良さは情報量ではありません。柔軟で発想力や判断力があり、人のことを考えるコミュニケーション能力などが加わって初めて頭が良いといえるのです。

ここでいう頭のよさとは学校の成績ではありません。ものごとを表面的なことだけでなく、他との関係性も含め多面的に見渡し、本質を洞察する力です。

智恵の大切さは洋の東西を問わず、ギリシャの哲学者プラトンやアリストテレスは「絶対的真理」を見極めることを目指し、「智恵の宗教」とされる仏教では悟りにより真理を探求することで苦しみから逃れるともいいます。「真理」という言葉はなにやらイメージが悪くなってしまったようなので、ここでも本質と言い換えて構わないでしょう。

仏教の智恵の実践とは「親切」「言行一致」「忍耐」「努力」「反省」の5つを指します。

「親切」なんていうと日々善行を重ねることのようでお説教くさく感じるかもしれませんね。他人と共感しあうこと、友人、同僚、恋人、家族いろいろな人たちと一緒の時間を大切にすることでしょうか。

「言行一致」まさにスケジューリングです。予定を立ててひとつひとつ着実に実行する。いくら「努力」してもうまくいかないときもあります。順調にいかないときは「忍耐」もあります。ときに失敗があっても、「やり方を変えて再チャレンジする」これが「反省」です。こじつけとかではなく、手帳の機能はまさに「仏教の智恵」です。私はこの手帳を通じて仏教を布教しようとか自己啓発セミナーをやろうなんて気はさらさらありませんし、クリスマスの予定だって書きこむことでしょう。いい手帳作ったから見てね、というちょっとした自慢と使うと便利だよとというおせっかいからこの手帳を推すわけです。

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