生まれつきの性格、という防御を手放したら〜2023-04-26
【タレ流しチャレンジ#13/14】
あと2回!と言うことで、昔話など
わたし、小さい頃内気だったの〜
内弁慶ってやつ
幼稚園で、近所の一つ上の子がトイレの前で遊んでいた、その前を通ってトイレに行くことができない、とか
耳鼻科に1人で行くチャレンジをし、行ったはいいものの受付終了時間間際まで受付に診察券を出せない、とか
通っていた音楽教室でも、音楽に合わせて好きに踊りましょうーと言われ、「あんなこと絶対にやるもんか!」とカーテンにしがみついて泣いたし
ともだち100人できるかな、の歌は、それが良いこととされる社会で生きなくてはいけないのかと恐ろしかった
大人になるにつれてマシにはなってきたけれど
27歳でエレキベースを始めてレッスンに通っていた時には、自分で好きにフレーズを弾くというのができなかった
技術的に、のもっと前で、内気さによってレッスンでさえ弾けない。メンタル的にダメ、でどうしようもない
いくら頑張ってもどうしても越えられず、自分の元々の内気さが原因なのだから、これはもう、性格が変わることでしか解決できないんだ、ということは、生まれ変わりでもしなければ無理なのだ、と思った
「生まれつき」だから
つまり、私のこの人生においては不可能ということか…
ベースが上手くなれる可能性はないってことだ、と思うと悲しかった
が、40代後半からさまざまなものを学び、心身を柔らかなままに、自分にとって健やかに、居たい場所に居ることを選べるようになりはじめてある日、歩きながらふと思った
内気なのは生まれもったもので変えようがない、と思っていたけれど、これは、小さな私が自分を守るために必死で掴んだものなのでは?
自分で選んだものなのでは?
ちょうど渋谷駅を歩いていて、東急のホームがまだ地上にあった頃で、グラグラと周りの世界がひっくり返って崩れるような気がしてめまいがし、改札脇のドトールで休んでから帰った
その後も、他人の理想のこうあるべき!を自分のものと思い込んでいたことに気がついたりして、それは手放して良い、とわかって、なんだか随分と色々ラクになった
自分より大胆だなぁと思う人が、私内気だから無理!できない!代わりにお願いします!みたいなシーンもあるようになり
あれ?私も内気だけどな?ってことが発生したりして
ベースはまあ下手なままだけど
そもそもそれも、自分が演奏したいフレーズを研究して練習して弾けるようにする、という部分にそもそも情熱がないこともわかった
普段、音楽も全く聞かない
多くの人の音楽が好き、というのとだいぶ違う感じで、自分でも戸惑いつつ、ではどんな情熱があるのか?と掘ってみると
客席からステージを見ると「あっちがいいなぁ」と思う
今見つけているのはそれだけ
そうですか、そうですか、あっちがいいんですか、と意味はわからないままに、そういう自分に付き合ってあげてるような、今はそんな感じ
自分に付き合ってあげられるのは自分だけだし〜
でね、最近面白い発見があって
小筆文字を始めて練習中に、見本通りに書こうとして色々工夫したら、筆の動きの流れを見出してから、それを真似て書くのが一番よく書けることに気がついた
そして最近のリハで人と一緒に音を出そうとした時、筆の動きの流れを見つけようとした時に働いた部分と同じ部分が働くような感じがした
あれ、面白い
自分の中であまり草の生えていなかったところに、何かの兆し
見えないものの「流れ」という新しい面白がりポイントが???
いいね♪いろんなことが結びついて楽しめるのは、歳を重ねた特権!
内気、という盾で守りながら、狭めてもいたんだな。
今でもその内気さは自分らしさとして残っているけれども、より楽しく楽な方に進んでいることだけは確かだよ。
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