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スノホミッシュ合宿レポート#002〜2017-07-07

今回5日、計23時間の合宿

今年は本当に、大きな学びの流れの中にいたという気がします

今回本当にクリアになったのは、アレクサンダーテクニーク(以下AT)のレッスンで「何を教えるか」ということ
これ、実は卒業してからも、なかなかクリアにならないほんとうに厄介な部分でした

そんなバカな、と思われるでしょうけれど、ATのレッスンをしていると、正直なところ、自分が本当にATを教えられているのかどうか、それが、わからなくなってしまうのです
レッスンは大概上手く行くし、生徒さんもニコニコで帰ってくださいます

それでもです。

その理由を考えてみると、ATの原理はとてもシンプルなもの
「こういう状態だとパフォーマンスよく動ける」という、ヒトの仕組みの発見にすぎません

なので教えられなくても、実は全てのヒトが意識せずにすでにその状態でいることがある
つまりATを使ったと同じ状態を、誰でも日々もれなく体験しているんです

そういう普遍的な脊椎動物の原理に基づく、本当にシンプルなものである一方、人間には一人一人キャラクターがあります

それぞれの身体的な歴史があり、さまざまな肉体的、感情的な体験や育った環境、もともとの身体のサイズや筋肉や骨の強さ、大きさ

また、住んでいる社会のルールやタブー、一族の常識など、そういう、一人一人本当に違う状態で望むものも違う

ATのレッスンはその一人一人がATを、つまり「こういう状態だとパフォーマンスよく動ける」という共通のヒトに標準装備の機能を使った上で、自分のやりたいことを、どうやるかを探るというもの

なので、本当にそのプロセスや結果が、十人十色百人百色となるのです

そして「こういう状態だとパフォーマンスよく動ける」という、誰でも標準装備のATの原理を発揮して改善する場合と

考えやうごきを変えたことによって、標準装備の、ATの原理が発揮される、という逆方向のこともおきてくるわけです
他にも様々なベクトルで、改善は起きます

そうすると、あれ?教えてないのに、念を押さないでいいかしら?
みたいなことを考えてしまうわけですね

アレクサンダー教師は、ヒトがすでに知っているものを教えている、というそこがちょっとトリッキーなのかも(笑

そして実は、アレクサンダーテクニークはいろんな流派があり
この私の説明には同意できないという方が、同じ学校で学んだ方であっても、きっといらっしゃるはずなのです

でも、それはどっちが正しいの?
どちらが本当のATなの?どちらが正統なの?というものではありません

だって、人間に標準装備のしくみを利用する、というところは一緒なんですから

私が魅力を感じ学ぶことを決め、教わってきたというか、受け取ってきた、そして、教えていきたいアレクサンダーテクニークはこれ、というのがやっと言葉にできた気がします
”今のところ”ね(笑

よりよく変わっていく自由は、自分に与えておきたい
こんな風に説明することすら今までできなくてなんかモヤモヤしてたのね

それが今回のキャシー合宿を経て変化したのが本当に嬉しい♪

どんなレッスンがあったから、コレを言われたから、というのは特定できないんだけど、確実にあの5日間で、変化したということだけは言える

そして、実はほんとうにいままで説明できなかったのかというと、そうでもなく(笑

私がただ今までこう口にすることを選べていなかった、というだけのこと
そしてやっと言うことを選び取ったという、たぶんそれだけのこと
言葉を変えれば「ATに関してはこれを教えると腹を括った」とでも言えますかね♪

次回からはもう少しレッスンの内容なども♪

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