そのひとは、凪のこころをくれるひと
最近のわたしは少しおかしい。
情緒不安定とでも言うべきか。
「こんなはずじゃなかった。」
この2ヶ月、私が自覚している中で最も発した言葉だと思う。そしてその数はドヨンさんを思った回数とニアリーイコールと言っていい。
好きになりませんよとどれだけ言い聞かせてもふわふわと現れては心を掻き乱されて、頭を抱えて項垂れて...。その姿はさながら思春期の中学生のようだっただろう。
春の到来と言うにはまだまだ早すぎるほど寒い毎日だけど、ドヨンさんを思う時は心の中でバタバタと何かが疼くみたいに熱くなって、それは次第に心地いい温かさへと変わり、決して冷めることなく適温が保たれる。どうやら心にも保温機能が備わっているみたいだ。
多分この感情を言葉にするなら恋なんだろうけど、正直しっくりこない。
ハンバーガーくんくんして「これは後で僕が食べまーす🎶」と言ってた無邪気さ。
歌謡祭でバンドの方々と共演した時の心の底から楽しそうな表情。
ビハインドで見る年下の子たちを気にかける姿、そしてしっかりいじられているところ。
どの瞬間もかっこよくて、かわいくて、尊くてたまらなくて見ているだけで泣きそうになる。
「好き」という言葉に凝縮されるこの感情は、時にリア恋に振り切れる時もあれば(と言いつつ正直ずっと)、かわいい弟のように見える時もある。好きには無限の可能性があって、それはドヨンさんを通していろんな形へ変わり私の心の中に浸透してくる。
ドームツアーが発表されてドヨンさんのインスタのストーリーズが更新された。
その前にbubbleでメッセージをくれたのだが、何のことを話しているのか分からなかった。そのすぐ後に更新されたそれはすべて日本語で綴られていて、なんだか胸が詰まる思いだった。
自分の気持ちを伝えたいと思ってくれただけでも嬉しいのに、日本語で伝えたいなと思ってくれたこと、思い付いて考えて送信ボタンを押してくれたその経緯と行動が抱きしめたくなるぐらいすべてまるっと愛おしかった。愛おしすぎてどうにかなるかと思った。
ドヨンさんはやさしい。
優しすぎるぐらいやさしい。
こんなに温もりに包まれてもいいのだろうかとこっちが時折不安になるくらい。
私はまだまだ知らないことだらけで、それは悲しいけれど紛れもない事実で、分かっているはずなのに無性に虚しくなる時がある。何も知らないんだということがでっかいでっかい壁みたいに思える時がある。
でもドヨンさんの優しさを纏った言葉たちは、自分一人勝手に悲壮感を抱えるわたしにも真っ直ぐ届く。分け隔てなく、穏やかで豊かな愛情を惜しみなく与えてくれる。そのありったけの優しさにどうしようもないほど救われる。
屈託のない笑顔を見ると全身の力がしゅるしゅると抜けて、心地良い揺らめきにただ静かに身を任せて漂っているような、凪いだ海のような気分になる。
「こんなはずじゃなかった」と思う以上に、あなたのことを知れてよかった。好きになってよかったという思いでいっぱいになる。
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この短期間でもらったものが多すぎて、それに見合うだけのものを与えられる気がしない。だからせめてただただあなたを思い、届かない手紙を書いてみます。あなたの言葉を誰かや、機械の翻訳も通さずに受け取りたくて韓国語の勉強を本格的に始めました。でもまだまだ赤ちゃんレベルだから来年こそは韓国語で文章を書いてみますね。
いつも心を尽くして言葉にしてくれるあなたへ
今日ぐらいは愛をただただ受け取る日であってもいいのに、そんな日でもファンに楽しんでもらおうとするあなたを心の底から好きになってしまいました。
「これからもっと幸せで信頼を与える時間を約束する」と言ってくれた言葉をずっと噛み締めています。その“これから”をともに見届けられるわたしはきっととても幸せ者です。
ご飯たくさん食べて(ハンバーガーもね)温かい布団でゆっくり眠って健康でいてくださいね。なによりもお元気でいてくださいね。
いつも誠実であろうとするあなたを尊敬しています。
あなたの未来がさらに大きな輝きで満ち満ちるようにささやかながら祈っています。
생일 축하해 ⸝⋆
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