「夏の手前」


肩を寄せあい 
交わした約束を 
少しも疑わないで 
雲の流れるままを 
あなたと二人 
眺めていました 

季節は巡り 
もう何度目かの夏の手前 

いつからすれ違ったのか 
答えは見つからないまま 
さよならを決めた 
あなたを 
わたしを 
ゆっくりと 
懐かしく思い出して 

夏がきます

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