見出し画像

ラジオにハマる

最近、ラジオを聴くのにハマっている。起きてから寝るまで、何なら仕事をしている時も聴いている。しかも聴いているのはTokyoFMだけ。特に局にこだわりはないのだけれど、なぜかいつも「アレクサ、RadikoでTokyoFM」を流してとお願いしている。テレビやyoutubeだとどうしても視覚的な要素も惹きも強く、「何だそれは?」と気になってしまい見入ってしまうこともあるのだけれど、ラジオだと音声だけで届けられることが決められているから見入ってしまうことは決してない。聴き入ってしまうことも正直ない気がする。何かをしながら耳だけがちょっぴり音を拾っている感覚。

なんでラジオを聴くのは心地よいのだろう、と考えた結果、明確な答えが一つだけ自分の中で浮かび上がった。それは、自分で選ばずとも今流行っている音楽やこの時期に聴きたくなる音楽を流し続けてくれているからだ。しかも1曲丸々ではなく、良いところだけを聴かせてくれる。こんなに楽に音楽を供給してもらえることなんてあるのかと驚いた。もちろんテレビでも今流行っている音楽を聴く(見る)ことは可能だが、ゴールデンタイムの限られた時間だけだ。私は「このアーティストが好き!だからこのアーティストの音楽しか聞きません!」というタイプではないため、広く浅く色んな音楽と触れ合っていたいのだなあと思った。

またラジオは想像以上に季節を感じさせてくれる。そして日々をただ漫然と生きていると忘れてしまいそうな日常を思い出させてくれる。今の時期だと卒業エピソードや引っ越し話が朝から晩まで取り沙汰されている。しかも顔を知らない、存在しているかもわからない「誰か」のエピソードが取り上げられ、そこから話が膨らんでいく。これってよくよく考えてみたら、赤の他人の話をただ聴いているだけなんだよね。だけどそれが心地よい。芸能人が何をしたということよりも、顔も知らない「誰か」の引っ越し話の方が面白かったりする。

ラジオはまさに日常を彩ってくれるメディアだと感じる。ラジオを聴いている人が、パーソナリティーを媒介として、つながり合っているのかなと思いながら、今日もTokyoFMを聞く。住吉美紀さんの「Blue Ocean」から、山崎怜奈さんの「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」、「THE TRAD」、マンボウやしろさんと浜崎美保さんの「Skyrocket Company Inc.」までフルで毎日聴けたらそれだけで最高に幸せなんだと思う。
偶然に何かに出会うきっかけをくれるものを私はずっと探していたのかもしれない、そしてようやく見つけられたのだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?